二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.67 )
- 日時: 2012/08/16 14:45
- 名前: 黎 (ID: jX/c7tjl)
「綿あめと射撃いきたい〜・・・。」
「紫原君、いずれ行きますから我慢です。」
「うん・・。」
まるで親子のような会話を繰り広げる黒子と紫原。
「お。あの姉ちゃん胸でけえ。」
「青峰君ここんとこずっとそれしか言ってないじゃないッ!」
桃井は青峰の頭にアッパーをくらわせた。
「今年こそ金魚を取ってみせるのだよ…!」
「去年取れなかったんスか?」
闘志を燃やす緑間に対して黄瀬は何とも言えない顔で緑間を見返す。
「…この後花火あるのか?久しぶりに見るから楽しみだな!」
萌香はわくわくした様子で周りを見る。
「萌香。だったら2人っきりで・・・。」
「「「「「させねえよ!」」」」」
「ちっ・・・。」
みんなの声が1つになった。
そして赤司は舌打ちをした。
「まずは…金魚すくい行こうっか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「くそッ!奴らオレを見切っているのだよ…!金魚といえどそのくらいの知恵はあるということか…!」
「いや、緑間っちがただ単にへたすぎるだけッス!」
緑間はこれでもう17回目にチャレンジである。見事に完敗。
「あー…。もう7匹目・・・。」
「すごいな!敦!」
「えへへ…。萌香ちんも2匹とれてんじゃん。」
「敦ほどではないぞ。」
そんな紫原と萌香に緑間は、
「ッく・・・!もう1回だ!」
「緑間っち!お金大丈夫なんスか!?」
ギャーギャー騒ぐ2人をよそに、
「おい赤司。金魚が全く来ねえんだけど。」
「…青峰。それは俺のせいじゃない。」
赤司に所に全く金魚が来なかった。
パシャ。
水の音が聞こえた。
「青峰君!見て!もう金魚3匹目よ!なんかここにいっぱい金魚がいるの!」
桃井はうれしそうに青峰に近寄った。
「…次行きましょうか。」
赤司の気を察したのか黒子はつぎに行くよう促した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パアンッ!
射撃の音が響く。
「はい。萌香ちん。あげる。」
「ありがとう!コレ前からほしかった奴だ!」
紫原が先程手に入れた景品、アヒルのぬいぐるみを萌香にあげた。
「…なんか紫っちの自慢大会になってるきがするッス・・・。」
「…気のせいですよ。」
「みてみてテツ君!コ○ラのマーチとれちゃった!」
そんな2人に桃井は黒子に抱き着いた。
「!あの志村けん人形今日のラッキーアイテムなのだよ・・・。」
緑間は銃を構える。
「どんなラッキーアイテムだよ。それ。」
青峰は緑間に突っ込んだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
赤司は黙ってアサシンのごとく景品を百発百中で打ち抜いていた。
それから5分後ぐらいに店のおじさんが泣きだすのはもう少し後のこと。
「次はなんか食べよう!」
桃井は手を上げて宣言した。