二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.96 )
- 日時: 2012/08/23 13:24
- 名前: 黎 (ID: b92MFW9H)
「桃ちんたちこわ〜い。」
「なんなのだよこれは…!」
緑間はGPSに写っている黒子達と前に歩いている黒子達を交互に見た。
GPSに写っていたのは背景も人物もゾンビ化している光景だった。
「どういうことなのだよ…!」
緑間はカツンッ!とGPSを落としてしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はあ!?ゾンビ機能?!なんじゃそりゃ!」
「おまけ機能ッスよ!」
怪訝な顔で見る青峰に黄瀬は面白そうに話した。
「それより…萌香っちやばいッスよ!」
ツーッと鼻血を出す黄瀬に青峰は、
「黄瀬。やっぱおまえきも・・・いぞ・・。」
青峰は試着室からでてきた萌香を3秒ぐらい見た。
「ハバネロ!!」
「青峰っちが意味わかんないこと言って血いふいて倒れた!」
黄瀬に説明通り青峰は倒れた。
「おそろしいッス萌香っち…!」
黄瀬は視線を改めて赤司達に向けた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「も、もう着替えていいだろう…?征十郎…?」
萌香はもじもじしながら赤司に問う。
しかし・・・。
「ダメだ。この服は買うぞ。そしてこの時間はずっとその服を着ろ。」
わずか0,0003秒で即答された。
「こんな恥ずかしい服着れるわけないだろう!?」
萌香は顔を真っ赤にしながら赤司をにらみつける。
萌香の言った通り、胸元がぱっかりあき、超ミニスカートという萌香にとっては屈辱極まりないものだった。
しかし、その服は萌香の白い肌と足が強調されてしまうので、青峰のようなエロキングではなくても大抵の男子はノックダウンしてしまうだろう。
「さつきとテツヤに見られたらどうするんだ!?」
「もう今日は会わないさ。会ったとしても見せつけろ。」
「いやだ!」
「すいません。この服このまま買いたいんですが。」
「8532円です。」
「無視するなあ!!」
赤司は否定する萌香の意見を無視し、店員と会計をしていた。
「私は生き恥をさらすのか…!」
萌香は涙を流しながら人生をあきらめた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「キャーッ!テツ君ありがとう!」
「気に入ってくれてよかったです。桃井さん。」
黒子はクレーンゲームで撮った景品を桃井に渡した。
黒子はふと、天井を見上げると、
「…萌香さんたちうまくやってますかね。」
「大丈夫よ!赤司君がきっとリードしてくれるわ!」
桃井は黒子からもらった景品を大事そうに抱きしめた。
「…そうですね。桃井さん。次は本屋さんに行きませんか?僕、買いたい本があるんです。」
「いいよ!行こうッ!」
桃井は黒子の腕を組んで歩き出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「やっぱり何が何だかわからないのだよーーーーーッ!」
「みどち〜ん!」
緑間はGPSを投げだしてどこかへ走り出した。
それを紫原がGPSをひろいながら追いかける。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「青峰ッち。第三の機能はその声も聴けることッス。」
「へえ。やっとまともな機能がきたな。」
青峰が感心したように黄瀬を見た。
「これで萌香っちたちのいやらしい会話聞き放題ッスよ!」
「前言撤回。やっぱこれまともじゃねえわ。」
青峰は冷たく言い放った。
逃走した緑間!この後どうなる!?