二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ようこそ、薄桜鬼の皆さん ( No.12 )
日時: 2012/08/09 18:06
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

№5 たまには夢を信じてみよう

……此処は一体どこなんだ?斎藤と原田もわからねぇみてぇだし。

「副長。我々は何故ここに…」
「んなの土方さんに聞いたってわからねぇよ。目が覚めてから
  数分立つと思うが、土方さんが分かってたらこの状況はねぇよ。」

言外に褒めてくれるのはありがたいが、俺でも手の施しようがねぇ。
あの時、一体俺達に何が起こったんだ……?
【終・土方目線】

「写真だと確か…マジか。」

いたよ、マジでいたよモノホンが。じゃなくて本物が。あのちょっと
薄汚れた感じの服とか少しボロそうな足袋とかもう間違いなく。
皆まだ洋装をしていない。ここが秋葉原とかだったら相当目立つ。

「あのー、すいませーん!!?」
「っ!??」

うわ、声のかけ方が悪かったか。土方さんと斎藤さんに思い切り
睨まれた。

「え、えと。は、初めまして羽水沙羅と申します…
 み、皆さんの…えと…。」

説明したいんだけど怖いよ土方さんんんん!!
リアルで睨まれるのは怖いよォォォォ!!!
…リアルでデレを見るのはいいけど。

「まぁま土方さん。そんなに睨んでやるなって。」
「しかしだな、原田…」
「あんたは何者だ??」

いや、何者と申されましても。つかさっき名乗った
んだけど?
でもこうやって会話してるってことは…現実。

「あ、私は羽水沙羅です。皆さんは…新選組の方
 ですよね?」
「お、俺らの事知ってんのか?」

勿論知ってる…左之さんでかいな!いや、でかいな!
さすが身長180センチ!!
一君は小さいけど。つかこの3人が並ぶと丁度よく
大中小になるんだよね。

「おい、どうなんだ?」
「え、あはい!知ってますよ!」

とりあえず此処に長居するのはよくなさそう。
もう8時半くらいだから、そろそろ人も出て来ると
思うし。

「とりあえず、私の家に来て下さい!」
「お前の…?」
「副長、ここはとりあえず…」

で、疑わしそう土方さんを原田さんがなだめ、
一君が促す形で、私の家へ。