二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピ×ダン戦-傷物の宝石と禁断の果実 ( No.8 )
日時: 2012/07/14 20:36
名前: 勇騎那 (ID: ZIpXt3fk)

「生意気なこと言って、おれたちに勝てると思うなよ?」

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鉄筋の口を潜り抜ければ、そこは海軍の砲弾が届かない無法地帯。
雄叫びとの目や歌えや暴れろやのどんちゃん騒ぎ。
先日のバトルロワイヤルで生き残った者達による決勝トーナメントが行われる。
決勝トーナメントのことを本戦ともいう。

ゴドリックとフォークスは控えの海賊が待機する酒場の一角に腰かけて待ち人を気長に待った。
退屈しのぎになるのならと、映像電伝虫が映し出す本戦の映像を見ながら待つことにした。

『一回戦から激しい猛攻!!アロンソ・デイジー、自慢の剣術もシャビの前ではなす術なし!!』

「あいつ、太刀筋に迷いがあるな」

ゴドリックがぼそりとぼやいた。
それを聞き逃さなかったフォークスは懐から2万ベリーを出して言った。

「シャビの勝ちに2万ベリー」
「じゃぁ、アロンソ・デイジーに同じ額懸ける」

ゴドリックもフォークスと同じく2万ベリーを懸けた。

『おっと!!幼帝海賊団船長アロンソ・デイジー戦意喪失!!』

「ビビるくらいならこの海に来るんじゃねェ!!」
「度胸のねェ奴は寝る時間だ!!」

周囲から敗者に容赦ない大ブーイング。

『準々決勝に進むのはカルテット海賊団船長シャビだァ!!』

「2万よこせ」

フォークスは右手を差し出して掛け金を催促した。

「ほらよ!!」

負けて悔しいゴドリックは半ばやけになって2万をくれてやった。