二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ワンピ×ダン戦-傷物の宝石と禁断の果実 ( No.9 )
- 日時: 2012/07/15 18:37
- 名前: 勇騎那 (ID: ZIpXt3fk)
「次は、おれたちだ」
フォークスが席を立った。
ゴドリックはちょっと待てと言った。
「雑魚相手にお前が出るまでもねェだろ」
おれが行く、フォークスの肩を引いてゴドリックは酒場から出て行った。
「フォークス!!」
右から聞こえた高い男の声に振り向くと、そこにはバンとジンがいた。
「遅れてすまない」
「気にするな。オレとゴドリックが早く来すぎたのが悪い。まァ、座れよ」
バンとジンをイスに座らせ、自分は行儀悪くローテーブルに腰かけた。
「ちょうど今、あいつが暴れてる」
面白いもんが見れるぞ。
映像を見ると、画面の向こうには栗色の髪にメタルブルーの目のモデル体型の美男がいる。
『さぁ!!第二戦は"氷のルビー"フィオレータ・ゴドリックとモダン海賊団船長ゴメスの対決だ!!この2人に用意されたフィールドは湿原!!少しでも金欲を出せば〜……足がはまって動けなくなるぜ!!』
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「あんたの方から来いよ」
「ずいぶん余裕なんだな。遠慮なくいかせてもらうぞ!!」
対戦相手のゴメスは二丁拳銃を手にし、ゴドリックに向けて構えた。
「おれを挑発したことを後悔しながら死んで行け!!」
二対の弾丸が発射され、ゴドリックを貫かんとする。
ゴドリックは口角を気味が悪いほどに上げた。
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『弾丸で貫かれたにもかかわらず無傷で立っている!!自然系—ロギア—の能力者か!?』
「ウソだろ!?今、確かに撃たれた!!」
「弾がゴドリックの体に吸い込まれたのか……!!」
「あいつに銃—ピストル—は効かねェ」
「「!!?」」
バンとジンは信じられないといった顔をした。
フォークスはさも面白そうだ。
「銃が効かない!?」
「そんなことがあるのか!?」
「あるんだよ。この世界じゃそんなやつごまんといる。ゴドリックもその一人だ」
『フィオレータ・ゴドリックついに動いた!!ゴメスが目を閉じてうなされている!!悪魔の実の能力者だ!!』
「悪魔の実?」
「ゴドリックって何の能力者なんだ?フォークス」
バンとジンが疑問符を浮かべた。
「"ユメユメ"の実の悪夢人間。多彩な闇を操り、悪夢を見せる能力だ」
「悪夢を見せる……!?」