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「起きろ」

眠りについた対戦相手をスパイクをはいた足で蹴り飛ばした。

「うっ!!」

腹部に感じた痛みで悪夢から目を覚ましたゴメスはゴドリックを睨んだ。
ゴドリックは狂おしく笑った。

「お前みたいな野郎にやられるわけにいかねェ…!!」
「野郎……？」

笑いがゴドリックの表情から消えた。

ゴメスが何かを言う前にゴドリックはスパイクに身をゆだね、ゴメスを宙へ蹴り上げた。
ジャンプして彼に迫る。

「人の性別くらい正しく見分けろ。おれは女だ」
「女だと!?」
「武装色装備!!"嵐脚—ランキャク—"」

ゴドリックの右足から放たれた鎌風がゴメスを切り裂き、海の向こうへ吹き飛ばした。

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『ゴメス場外へ飛ばされた!!大会ルールによりフィオレータ・ゴドリック準々決勝に進出!!』