二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピ×ダン戦-傷物の宝石と禁断の果実 ( No.17 )
日時: 2012/07/16 12:50
名前: 勇騎那 (ID: msPhCitR)

「僕たちが知ってるゴドリックより……はるかに強い」
「1分もかからずに相手を倒すなんて……!!」

どれだけ強いんだ……!!
バンとジンがゴドリックの強さに戦く。

「あいつにしちゃ結構遅い方だ」

フォークスは訝しげに言った。

「あれで遅いのか!?」

バンは信じられなかった。
1分かからずに相手を場外へ蹴り飛ばしたのに、フォークスは遅いというのだ。

「あぁ。数が集まろうと雑魚が相手なら2秒で片が付く」
「雑魚って……」

歯に衣着せぬフォークスの物言いにバンは顔が引きつった。

「雑魚だろ?」

美女に同意を求められてバンはたじろいだ。

「フォークスごめん!!」

左を見れば、ランがJETで駆けてきた。
かなり急いできたようで、息は荒く、髪も十分に整っていない。

「こっち来い。髪整えてやるから」

フォークスは器用な手つきでランの赤髪を高い位置で結んだ。

「フォークスって、女の子の髪結ぶの慣れてる?」
「ガキの頃、手先の不器用な女がいて、そいつの髪をよく結んでやってた」
「不躾なことを聞くが、その子は彼女か?」
「「ジン!?」」

バンとランはまさかジンがそんなプライベートな質問をするとは思っておらず、普通にびっくりした。
バンは超ド級の答えが返ってきたらスキンヘッドにしてやってもいいぞと思った。

「おれが男だから彼女になるな」

隠すわけでもなく、恥ずかしがるわけでもなくフォークスは堂々と言った。

「フォークスが男ぉ!!?」

バンはのけぞり、髪の毛が全部飛んだ。

「そんなに驚くことないだろ」
「「いや驚く!!」」

ほら、できたぞ。
ランの髪が結び終わった。
プロのヘアスタイリストがセットしたように整っている。

「ありがとう」