二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.610 )
日時: 2012/09/25 20:14
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

短編はあと1話で終わらせます!!
それが終わり次第、第32章の続きに突入します!!

(バン視点)

場所は打って変わって、河川敷になった。
そこで決着をつけておいた方が良いだろうということで、ヒロと連携して戦うことにした。

「山野バンだな?」
「そうだけど・・・・・・俺に何か用?」

そう言い放つと、そいつらは俺を見て突っかかった。
リアルファイトくらいでビビってんのかと言いながらからかっている。
そのからかいを気にせず、冷静に状況を把握する。

「おまえら、俺のことが気に入らないって・・・・・・どういうつもりだ?」
「俺たちにとっちゃあ、目障りなんだよ!」

目障りねぇ・・・・・・アルテミスのチャンピオンになったからって調子に乗るなと言いたいところなのか。
まぁ、調子に乗っちゃいないけど・・・・・・ヤツらが懲りないのは分かっていたし、せっかくだから叩きのめしてやるか。

「目障りなのは、おまえらの方だよ」
「何だと!!」

挑発に乗せられてくるとはなぁ・・・・・・おまけに調子に乗りやがるから叩きのめそうかと思っていた。
ヒロとアイコンタクトをとり、目の前にいる相手を見据える。

「ケンカで勝てると思うなよ?」

そう言いながら、ボキボキと腕を鳴らす。
ヒロはファイティングポーズの構えをしながら、いつでも行けるように準備できていた。

「ヒロ、おまえはあっちのヤツを頼む。俺は大柄なヤツを叩きのめす」
「はい、分かりました!」

ヒロに的確な指示を与えた後、俺は相手の大柄な男をキッと見据えた。
こいつらをどうにかしないといけないから、早いとこ決着をつけるつもりだ。




戦いの火蓋は切って落とされた。
大柄な男は俺に襲いかかって、殴りかかろうとする。
そのタイミングを取りながら、余裕でかわしていく・・・・・・冷静に対応しながら、大柄な男の猛追を凌いだ。

「テメェ、ノコノコと逃げてんじゃねェよ!!」
「それはどうかな?」

ジャンプして交わしたのと同時に、右足でブレイズキックをぶちかました。
相手の頬に命中し、そいつの身体が宙に舞ったのを見つめる。
ドサッと派手な音をして、仰向けに倒れ込んだ。

「はぁ、いい加減にして懲りろよな・・・・・・・ったく、面倒なことに巻き込ませんな」

仰向けに気絶して倒れ込んでいる、大柄な男を見下すかのような目で睨みつけながら呟いた。
ヒロは少し小柄な男を相手にして戦っていた・・・・・・持ち前の反射神経で猛追をかわしながら、淡々と冷静に状況を把握している。

「ノコノコ逃げるんじゃねぇ、テメェが!!」

その男が繰り出した最後の攻撃をかわした後、ヒロはスラリと避けた。
同時に右ストレートで強烈な攻撃をぶちかまし、そのパンチは相手の頬に命中させた。

「がっ!」

そいつも気絶して倒れ込んだ。
2人が気絶したのを見て確認した後、ハルが駆け寄った。

「バン、ヒロォ---------------!!」

ハルが俺に向かって走り出してきたので、すぐに抱きとめた。
ストーカーから守りきったので、どうにかなったから良かった。
後は警察に連絡するだけだと思い、ヒロに頼んで連絡してもらった。




数分後、警視庁のパトカーが駆けつけてきた。
2人のストーカーは直井さんと奈良警部によって逮捕された。

「ハルが無事でよかったな」
「はい、そうですね!!」

ヒロも満足そうに頷いて、お互いにハイタッチした。
こいつもボクシングやっていたから、タイミングを合わせることができたと思う。

「バン、ヒロもカッコ良かったよ!!」

ハルも満足そうに頷いて、俺たちを見つめた。
ヒロと顔を見合わせたのと同時に、俺はハルの肩を優しく叩いた。

「とにかく、俺らで守りきったようなもんだしな」
「そうだね!!」

確かに俺らで守りきってこれたものだ。
ヒロには協力してもらえるかどうか分からなかったけど、ハルのことで相談したら協力してくれると言ってくれた。

「僕だって、ヒーローですもんね」

あはは・・・・・と言って笑いながらも照れるヒロ。
そんな彼を見て、頼もしく思えたのか・・・・・・俺もハルも周りに信頼できる仲間ができてよかったと思えた。

「じゃあ、そろそろ帰るか--------------」

俺はゆっくり歩き出しながら、帰り道を進む。
その後を追ったハルとヒロも満足そうに頷いた。

「うん!!」

闇の舞う夜、帰り道を歩いていたバンたちは帰路についた。
こうして、ストーカー事件は解決したのだった。


The End------------------------------