二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バカとテストと召喚獣 —Fクラス=バカっておかしくね!?— ( No.23 )
- 日時: 2013/05/26 22:10
- 名前: calgami (ID: 1Cg3kcbs)
第4話 バカと姫路とFクラス
—補給室—
高橋「では、準備が良ければ始めて下さい」
和泉「さ〜て、ジャンジャン解いてさっさと戦争に参加しますかぁ!」
瑞希「…………」
—Fクラス— 交戦中
明久「どういう作戦でいくの?雄二」
雄二「作戦なんかねぇ」
明久「えっ?どういうこと?」
雄二「力任せの殴り合いで、負けたほうの教室に敵がなだれ込む。つまり押し切られたほうの負けってことだ」
明久「まさか押し切られたりしないよね…?」
ガラッ!(扉が開いた音
櫂「やばいっ!!!」
秋香「ハァ、ハァ…押し切られますっ!!」
明久「えぇぇぇっ!?」
雄二「Eクラスの方が成績は上だからな。直接ぶつかれば負けるのは時間の問題だ」
明久「しょ〜〜んなぁぁぁぁ〜〜っ!!っていうかあんなに点数高いのに秋香ちゃん負けちゃったの?」
秋香「私……ごめんなさいっ!召喚獣うまく動かせないんですっ!!」
明久「そっか…それじゃしょうがないよ。秋香ちゃんは0点にならないようにして。後は僕たちががんばるからさ?」
秋香「明久君…ありがとう」
明久「そんな…!僕なんて点数も低いし…って何で皆僕の事睨んでるのさ?」
櫂「お熱いなぁと思いまして…ククッ!」
明久「櫂っ!貴様っ!!殺してやる!このカッターで!」
雄二「殺すな…、だが所詮はEクラス…Fクラスとの差は大きくない。押し切るのには時間がかかる、その時間が勝利の鍵だ」
—廊下—
カァンッ!ジャキィンッ!
美波 18点 中林 95点
美波「ッ!点数がっ!?」
パシャッ!パシャッ!
康太「…………!!」
秀吉「このままでは戦死じゃ!お主は一旦下がって点数を回復するのじゃ!!」
美波「分かったわっ!!」
—補給室—
美波「回復試験受けますっ!」
高橋「この試験で取った点数が、次の召喚獣の点数になります。低い点数を取ると余計に召喚獣が弱くなりますがよろしいですね?」
美波「分かりました」
高橋「科目は何にしますか?」
美波「数学でお願いしますっ!」
高橋「では始めて下さい」
美波(少しでもたくさん答えて点数をあげなきゃ!)
—廊下—
康太「…ッ!もう無理ッ…!」
秀吉「ムッツリーニッ!!くっ、戦力的撤退じゃっ!」
秀吉、康太 逃亡
中林「フッ!この勝負もらったわっ!」
ジャキーン!!
F多数「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
−10 −12 -14 -18 -20……
F多数 0点
秀吉「ッ、しまったっ!?」
中林「……突撃よ」
—Fクラス—
雄二「防衛線が破られたな」
明久「やばいよ雄二っ!!」
櫂「準備すっか」
秋香「…まだ戦えますっ!」
雄二「…………」
—補給室—
美波(数式だけなら漢字も出ないから楽勝っ!)
瑞希「…………」
美波(うあぁぁぁっ!漢字だぁ!…よしっここは飛ばして次の問題にっ!)
カリカリカリカリ………
美波(…えっ、うそっ…!!)
—Fクラス—
F生徒「くっ、無念……」
F生徒 0点
西村「戦死者は補修!!」
ズルズル…(ひきずる音
明久「どうしよう雄二ぃ…!!」
秋香「もう点数が少ししか無い……」
中林「もう終わりなの?これまでのようね、Fクラス代表さん?」
雄二「おやおや、Eクラス代表が直々とは…余裕じゃないか」
中林「新学期早々宣戦布告なんて…バカじゃないの?振り分け試験の直後なんだからクラスの差は点数の差よ。あなたたちに勝ちめがあるとでも思ってるの?」
雄二「さぁ、どうだろうな?」
中林「そっか、それが分からないバカだからFクラスなんだ」
明久(雄二、やっぱり作戦も無しじゃ上のクラスに勝てないよぉ)ヒソヒソ
雄二「おっと、そういえば一つだけ作戦を立ててたっけ?」
明久「えっ?」
雄二「何故お前と櫂をここに置いているのか分からないのか?」
明久「はぁ、そうか」
櫂「やっぱやらなきゃ駄目なのか」
中林「まさか…!そいつらは!!」
雄二「そう、この吉井明久と龍神櫂は…観察処分者だ。明久、櫂、お前らの本当の力を見せてやれっ!」
明久「チェッ、結局最後は…」
櫂「俺らが活躍しなきゃ無理なんだな…」
明久&櫂「試獣召喚(サモン)」
そう告げると、二人の真下には真ん中にFと描かれた赤い魔方陣が展開された
雄二「観察処分者の召喚獣には特殊な能力がある。罰として先生の雑用を手伝わされるために物体を触ることが出来る」
明久の召喚獣は卓袱台をヒョイッと放り上げた
雄二「そして、召喚獣が受けた痛みは、召喚者も受ける」
落ちてきた卓袱台が明久の脳天を打ち砕いた
櫂「このバカが……俺までバカに見られるじゃねーか」
明久「あぁぁぁぁぁぁっ!!!脳天がぁ!!」
雄二「なっ?面白いだろ?」
明久「たったそれだけかよっ!?」
中林「いいわ、まずはその雑魚共から片付けてあげる」
櫂「誰が子供だっ!!」
雄二「安心しろ、雑魚達ってことだから」
中林「サモンッ!」
明久「そう簡単に負けはしないっ!行くぞっ!」
櫂「俺にケンカ売ったのを後悔しろっ!」
召喚獣は走り出した…が明久の召喚獣は腐った畳に足をすくわれ転びさっきと同じところを卓袱台の脚にぶつけた
明久「ぎゃぁぁぁぁぁっ!また同じ所っ!!!」
櫂「っのバカが……」
明久 -10 -10
明久「さすがはEクラス代表、なかなかやるじゃないか」
中林「全く役にたたない護衛ね……」
雄二「いやぁ、十分役にたったさ」
中林「それじゃぁ、代表自ら貴女に引導を渡してあげるわ。覚悟して、
Eクラス代表中林宏美がFクラス代表坂本雄二に——」
ガラッ!(扉が開いた音
???「待ってくださいっ!!」
???「ちょいと待ってよ、Eクラス代表さん?」
櫂「姫路っ!?和泉っ!?」
瑞希「ハァ、ハァ…姫路瑞希、受けますっ!召喚獣召喚!試獣召喚(サモン)ッッ!」
和泉「氷月和泉、同じく受けますっ!サモンッ!」
瑞希「行きますっ!」
ジャキィィンッ!!!
E多数「うわぁぁぁぁぁぁっ!?」
E多数 -150 -150 0点
和泉「行くよっ!」
ヒュンッ、シャキーンッ!
E多数「ぎゃぁぁぁぁっ!」
E多数 -200 -140 0点
姫路瑞希 数学 412点
氷月和泉 数学 400点
F生徒「なんだよあの点数っ!?」
秋香「Aクラス並の攻撃力……!」
E生徒「何でそんなのがFクラスにいるんだよ!?」
雄二「やっと来たか…!!」
明久「姫路さん!氷月さん!」
中林「姫路…?氷月…ってもしかして貴女は!?」
美波「吉井っ!この子達やっぱりすごいわっ!」
櫂「さっすがAクラス候補っ!!」
明久「あれが姫路さんと氷月さんの成績…?」
秋香「時間内問題数無制限の文月学園のテストは、答えることができれば何点でも取れる」
明久「雄二、それじゃ作戦って言うのは…」
雄二「テストの時間稼ぎだな」
中林「Fクラスにそんな生徒が二人もいるなんて聞いてないわよっ!?」
瑞希「それじゃ行きますっ!」
和泉「ごめんねっ!!」
中林「そ…そんな…!!」
Fクラス WIN
かくして、この試召戦争は、Fクラスの勝利で幕を閉じた
第4話 バカと姫路とFクラス 終了
あとがき
バカテス最高っ!!ひゃっほ〜〜うっ!!