二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 旅人は陽気に歌う。 ( No.5 )
- 日時: 2012/07/17 21:02
- 名前: 生卵。 ◆l5afVy7QjU (ID: W6MelwHU)
(溶けたアイスに口づけを)
「ガゼル様、いつまでもアイスばかり食べてないで少しは練習してください」
頭上から声をかけられふと顔を上げればそこには仁王立ちをしているクララの姿があった。
一瞬視線をクララの方へやったがまたすぐに視線を戻しアイスを食べる事を開始しようとした。
しかしそのアイスはもはや手元になく目の前にいる相手の手にあった。
ジロリ、とクララを睨むが相手もひるまず睨み返してきた
「返せ、それは私の物だ。」
手をクララの方へさせだしたがその手は虚しくもペシャリ、と弾かれてしまった。
「キャプテンであるあなたがこの様ではDDはジェネシスの座に着けませんよ」
クララの言っていることは正しく言い返すことはできなかった。
しぶしぶ手を引き下げた。
「まだ食べてる途中だったというのに…」
小さく舌打ちして髪を手でとかすような仕種をしているとクスリ、と小さく笑うような声が聞こえた。
勿論笑っている相手はクララであった。
「何を笑っているんだ」
「だってガゼル様もう半分程度しか残っていないアイスにそんな執着しているんですもの」
「半分程度とはなんだ!半分も残ってるじゃないか!」
と言ったがこのアイスはもう包装していた袋は捨ててしまったしこの状態で冷凍庫に入れるわけにはいかない為食べるしかないのだ。
(クララのことだそれは考えていると思っていたのだが…まあいい)
それを理由にアイスを食べようと思ったがまたもその手は弾かれた
「アイスが解けてしまうだろう、食べるから早くかえ—」
「これは私が食べますから、ガゼル様は練習してくださいね」
そういってクララはすぐにアイスを食べてしまった。
がっくりと肩を落とし食べられてしまったのだからとあきらめて練習に戻った。
(あれ?でも、あれってつまり…)
そこまで考えて一気に顔が熱くなった。
横目でちらりと彼女を見るとごみを捨てに行くようで丁度背を向けていたが視線に気が付いたのか振り返って微笑みながらこちらを見てきた。
私は目が合うと焦ったように走り去って練習に戻っていった
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ただの間接キスネタです。
ガゼクラ大好きっす、可愛い可愛い。
サイトから持ってきたやつです。
エイリアっ子は本当にかわいい