二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】-プリンスのDNA((番外編更新中!! ( No.117 )
- 日時: 2012/08/03 21:35
- 名前: 優騎那 (ID: FGaLWoyh)
鬼道「おれを差し置いてヒロトと花火大会に行き、その上手なんぞ繋ぎおって!!許さんぞオリビア!!」
帝国学園時代からの付き合いがある鬼道はオリビアに怒る。
全「「「「「「「そっちかよ!!」」」」」」」
ほとんどの者の怒りがヒロトに向けられているのに対し、鬼道はオリビアに怒る。
それに一同体をのけぞらせる。
円堂「とにかく、どうにかしてオリビアとヒロトを離すんだ!!」
風丸「どうにかってどうするつもりなんだ」
尾行組ズ〜ンという重たい空気が流れる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オリビア「っ……」
ふと足を止めたオリビア。
自然とヒロトの足並みも止まった。
花火の光で2人が照らされる。
ヒロト「どうしたの?」
オリビア「やはり夏は恋の季節にございますね」
ほら、あそこです。
オリビアがさす方を見ると、女性が爪先立ちをして口づけを交わしている。
恐らくカップルだろう。
オリビア「あのお二人は結ばれます」
ヒロト「何でわかるの?」
オリビア「基山殿は"爪先立ちのジンクス"なるものをご存知ですか?」
ヒロト「聞いたことないよ。それって何なんだい?」
オリビア「夏、打ち上げ花火の下で、女性が爪先立ちになるキスをした恋人同士は永久に結ばれる、というものです。母上より受け売りですが……///」
オリビアは照れて、頬を指でかいた。
ヒロト「ロマンチックな話だね」
ヒロトはそんな彼女の仕草と聞かせてくれた話に対し、笑みをこぼした。
オリビア「しかし、わたくしと基山殿ではそれは叶いませぬ。わたくしの方が、わずかに背が……高い」
オリビアは少し残念そうな、切なげな表情を見せた。
ヒロトはそんな彼女の手を引いて歩き出した。
オリビア「ど、どちらへ!?」
ヒロト「黙ってついてきて……」
あるところで止まると、ヒロトはブロック塀に上った。
そこで、
打ち上げ花火の下で、
爪先立ちの…
——————キス——————
2つの影が一つに重なり合った。
ヒロト「ジンクス達成」
強引な人はオリビアの額にやさしくでこピンをした。
ヒロト「オリビアの背なんてすぐに追い越すから。その時は覚悟しといてね?」
オリビア「はい……///」
いい雰囲気が周囲の人たちにも丸わかりだった。
選手たち「「「「「「「「「ヒロトてめぇ!!!」」」」」」」」」
オリビアもヒロトもよく知る浴衣姿の男たちがなだれ落ちてきた。
念のため言うが、彼らはFFI日本代表選手である。