二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】-プリンスのDNA ( No.13 )
- 日時: 2012/07/19 18:18
- 名前: 優騎那 (ID: z/1bEVmY)
- 参照: http://元 勇騎那です
驚いている者達をそこに放置し、オリビアはその奥へ。
白い髪に右目に眼帯をした少年と鬼道がいるところだ。
「佐久間殿、鬼道殿、久方ぶりにございますね」
「堅苦しいのは相変わらずだな」
「カワイイのも相変わらずか」
「わたくしより可愛らしいお方など他におります」
しかしながら…
オリビアは石化寸前の円堂たちを振り返り、いかにも楽しみだと言わんばかりに笑った。
「見たところ、かなりの強者揃いだ。でっかいことが始まるんだな」
「左様です」
「意外なやつも来てるぞ」
豪炎寺の背後より現れたのは、赤髪に緑の目をした雷門中サッカー部なら知ってて当然のあの少年だった。
「やぁ、円堂君」
「ヒロト!!」
何とか自力で石化を解いた円堂はヒロトに駆け寄った。
「連絡をもらった時は驚いたけどね。でも、雷門には君がいる。今度こそ君と本当のサッカーができるんじゃないかと思ってね。もう一人いるんだ」
「「「「?」」」」
謎めいた雰囲気を漂わせる緑の髪をポニーテールにした少年が姿を現した。
「男子、三日会わざれば括目してみよ!!ってね」
「「あっ!!」」
髪と体がでかい壁山と頭のとがった栗松が分かったようだ。
「そのフレーズ!!」
「分かったでヤんす!!」
強面の染岡、水色の髪をその少年と同じくポニーテールにしている風丸、甘いマスクの吹雪も分かったようだ。
「レーゼ!!」
「エイリア学園ジェミニストームのキャプテン!!」
「やだなぁ!!もう!!それは宇宙人ネーム。おれには緑川リュウジってちゃんと名前があるんだから」
今まで見てきたものとは全く別人の緑川の態度に雷門イレブンは絶句。
「キャラを作っておったのですね……」
エイリア学園の騒動を画面越しに見ていたオリビアもさすがに言葉に詰まってしまった。
「というわけで皆さん、終わり良ければすべて良し!!これからは緑川でよろしく!!」
緑川の軽い自己紹介の後、円堂が思い出したように言った。
「そうだ!!みんなに紹介するよ」
円堂はこわばった様子の髪を逆立てた—豪炎寺もだいぶ逆立てているが—少年を指した。
「宇都宮虎丸。監督に呼ばれた一人なんだって」
「初めまして!!虎丸と呼んでください」
だいぶ緊張しているのか、虎丸はがちがちになりながら頭を下げた。
「ポジションは?」
「キーパー以外ならどこでもOKです。皆さんとサッカーできるならどこでも…。はい!!」