二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】-プリンスのDNA ( No.45 )
日時: 2012/07/22 10:01
名前: 優騎那 (ID: v1PUoFnc)

円堂チームの攻撃。
オリビアから前線の染岡にパスが回った。

かと思われたが、不動がカット。
虎丸へつながった。

「通しゃしねぇぞ!!」
「……!!」

虎丸の前に土方が通せんぼ。
しかし虎丸は土方の左側を抜き去り、ゴール前へ。

「豪炎寺さん!!」
「行け!!虎丸!!」

虎丸は闇野にバックパスを出した。

「(手出し無用であったか……)」

ピイ——————!!!
前半終了のホイッスルが鳴った。

『ここで前半終了!!日本代表の座をかけた戦いはまだまだ続きます!!』

全員ベンチに戻りハーフタイムに入る。
豪炎寺は虎丸の不可解なバックパスを気にかけていた。

「みんな!!いいプレーしてるぞ!!最後まで全力で頑張ろうぜ!!」
「「「「「「おお!!」」」」」」

心一つになっている円堂チーム。
対し、鬼道チームは引っかかることが多い。

「虎丸」
「はい?」
「ゴール前、何故バックパスをした?」

虎丸は表情を曇らせた。

「あそこは決定的なシュートチャンスだった」

少しの間をおいて、虎丸は答えた。

「先輩たちがいるのに……前に出るべきではないと思いました」

豪炎寺に頭を下げ、虎丸は別の場所へ移った。

「どうした?」

そこへ鬼道が豪炎寺に問いかけた。

「誰もが代表に選ばれようとアピールしているのに、あいつ……」