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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】-プリンスのDNA ( No.95 )
- 日時: 2012/07/28 16:44
- 名前: 優騎那 (ID: YD0nNCEn)
シュリ「あんたが監督かいな」
久遠「そうだ」
シュリ「ちょっとオリビアを貸してもろうてもええやろうか?」
妖艶な大和撫子は思いがけないところで爆弾を落とした。
オリビア「姉上!!何をおうせになるのですか!!わたくしは練習が-久遠「いいだろう」久遠殿まで何をおうせです!?」
久遠「練習に集中などできない選手は私のチームに必要ない」
『お言葉ながら、練習に集中などできませぬ』
オリビアは数分前の自分の発言を激しく後悔した。
シュリ「決まりや。ほら、行こ」
あきらめてオリビアは姉のなすがままにすることにした。
シュリの愛車に押し込まれるように載せられた。
オリビア「いつの間に車の免許を取ったのですか……?」
シュリ「中学中退して、アメリカの方で免許取ったんや。アメリカは親の許可があれば未成年でも免許取れるさかい」
オリビア「はァ……」
連れて行かれた先はビルの一室、非常に大きなダンスホールだった。
シャンデリアがホール内を照らし、オリビアとシュリを照らしていた。
シュリ「あんた、強いディフェンダーになりたいんやろ?」
オリビア「はい。誰よりも強く」
シュリはステージに上がって、オリビアに背を向け、懐から桜色の扇子をすっと取り出す。
そしてバッと広げ、振り上げた。
シュリ「せやったら、うちが舞を教えたる」
オリビア「舞?何故舞なのですか?」
シュリ「日本人はどこにもない言葉を巧みにしゃべって、どこにもない物を作ってきた。
日舞もその一つや。
世界の人相手にするにはな、誰にも持てへん物がいる」
オリビア「………」
シュリは扇子をピッと閉じた。
シュリ「日本人が生み出した物は、いつでも世界に影響を与えてる。
日舞がええとこに連れてってくれるかもしれへんで?」
オリビアは静かにほほ笑んだ。
オリビア「お手柔らかにどうぞ」
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