「……っ……ユリちゃん……っ!!」あ、初めて“ユリ”って読んでくれたなあ。何て、私は眩む視界でボンヤリ考える。けど、私は何とか意識を保ち、そんなモモちゃんに、叫ぶ。「モモちゃん……早く!!」まだ、任務は残ってるんだよ?私の声にモモちゃんはハッとしたようで。キドさんは、そんなモモ ちゃんの周りだけ“力”を緩める。