何ページかはその女の子の絵が続き、私が今朝描いた絵に、たどり着く。今朝のは力作だ。彼女の絵の中で唯一水彩で色を塗った。彼女は、“誰か”と手をつなぎ、その人を見上げ、笑っていた。彼女の絵は、いつも悲しい笑顔しか描けなくて。でも、今日は違った。彼女の心からの笑顔を描けた———気がするだけなんだけど。