「まあ、とりあえず一件落着じゃないですかね?」私がそう言って立ち上がろうとすれば、足に激痛が走る。……流石に掠っただけとは言えやっぱ痛いよなあ……。私が思わず苦痛に顔をしかめれば、モモちゃんが慌てて肩を支えてくれた。「イチハラ、歩けるか?カノにはキサラギの兄貴を運ばせないと行けないからな……。どうするか……」「え?ちょっとキド!?何決定事項みたいにサラリと言ってのけてんの!?」