「じゃ、じゃあ入団……します!」私がそう言えばキドさんは頷く。「分かった。じゃあまず簡単な活動の説明だが———」ーーそれからはずらーっと説明が並べられて。とりあえず分かった事は、「………ちょっと、ヤバい組織ですか?」「まー、政府には背いちゃってるかなー。」相変わらず何故か楽しそうにカノさんが言う。「そんな軽々と言って大丈夫なんですか……?」「え?だってイチハラちゃんも仲間だし。」「———!」私は思わず目を見開く。