その時、フロア全体から一気にざわめきが聞こえだす。……ついにマリーちゃんの石化が解けたのだ。警官達が一瞬そちらに視線を向けた瞬間、キドさんはまた私達を“隠した”。「——消えた!?」そんな事を知るハズもない警官達は焦った声をだし、キョロキョロと辺りを見渡した。「とりあえずここにいるのはまずい!出るぞ!」