「マリー……。目を、合わせたら、……固まっちゃう。」「固まる?」私は首を傾げる。「ああ、マリーはメデゥーサのクォーターなんだよ。流石に石にする能力は残ってないみたいで、相手の動きを数分止めるので精いっぱい。」「メデゥーサ!?す、スゴい!!」っていうかあれ架空の生き物とかじゃないんだ!スゴい!本物!?「こ、今度是非!絵を描かせていただけませぬでしょうか!!」私はそう言って勢いよくマリーちゃんの手を握る。「……絵?」マリーちゃんは小さな声でそう聞き返した。