騒いでるなあ……。私は後ろから着いてくる人達の会話を聞きながら、こみ上げてくる笑いを必死に押さえこんだ。それにしても………私はチラリと横を歩くお兄さんを盗み見る。携帯の中身……気になるなあ……。………古い手を使ってみるか。「あー!!!」私は大声を出しながら適当な方向を指さした。するとお兄さんは、まさかのそれに引っかかって私の指差す方を見る。さ……さすがモモちゃんのお兄さん!!あなたなら引っかかってくれないかなって期待してました!!してましたよ!