私のその言葉にお兄さんはハッとしたようで。「す……スミマセン……」「いえいえ!で、その子は結局なんなんですかね?」「えーと……とりあえず、その、育成ゲームとかの類では……」「あ、はい。それは分かりました。」「え?」これに関しては嘘ではないらしい。私の“目を暴く”力とやらが本当なら、今この人は嘘をついているようには見えない。