「へえ『コンピューターにより管理された最先端の防災技術により、館内はいかなる場合でも最高の安全が保障されます』だってよ。」『最先端ですか。じゃあ来年になったら最先端の部分ちゃんと消すんですかね?』「ああ!私も今エネちゃんと同じ事聞こうと思ってました!」『ホントですか!?ユリさん気が合いますねえ!!』いや、ほんと私の心の声を代弁してくれたかのようだったよ。私達の痛いところを的確についた会話を聞いていたシンタローさんは苦笑いを浮かべていた。