二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜紅ニ染マル雨〜 ( No.3 )
日時: 2012/07/31 20:26
名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi/mode

  第1訓「ヘアゴムが使った1回目で切れるとなんかショック」


 ————ビチッッ。

麻那歩「あ、切れた」

 麻那歩は切れたゴムを拾う。まだそれは使ったばかり、しかも1回目だったので————

麻那歩「————うーん。不吉だ」

 そんな予感がしたが、かまわず目的地へ急ぐ。別に急ぐ必要は無いのだが、小走りに。そして、走り出していった。

 麻那歩は思ってもいなかった。この予感が当たるとは。そして彼女は数時間後、『銀魂』の世界へトリップすることになる。
 

 * * * * * * * * * * * * * * *


麻那歩「・・・ここ、どこッッ!?」

 麻那歩は一人でツッコミを入れてみた。でも、返事など返ってくるわけがない。 ・・・バカだ。

麻那歩「バカとはなんだ! バカとは!!」

 うるさい! この世界の神である作者にバカとか言うな!! ていうか作者にツッコミをするな!!

麻那歩「ま、いいか」

 ・・・作者の言葉を無視して、麻那歩は辺りを見渡す。
 平屋の並ぶ町。そこでにぎわう人々。しかし注目すべきは人々の服装だった。

麻那歩「江戸かよ・・・」

 人々の服装は和服。この風景を見て江戸以外になんと言えるだろうか。

麻那歩「えぇ〜。やめてよ、タイムスリップとか! あたし全然、歴史わかんないのに。あ、もしかしてこれドッキリ!? それとも夢!?」

 一人で騒ぐ麻那歩をジロジロと見ながら、通行人は通り過ぎていくが、麻那歩は気づかず騒ぎ続ける。

麻那歩「夢だ夢! よし、夢なら遊んでから覚めるとするか!」

 そう言って走り出す麻那歩。

 彼女がこれは夢ではなく、しかも、『銀魂』の世界にトリップしていると気づくのは、もう少し後のこと。

  〆 7月31日