二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 負けません。 (黒子のバスケ.) ( No.5 )
日時: 2012/07/28 20:41
名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: EBIrcfyl)


 >>ルリ朱雀&様

 はじめまして!
 黒バスいいですよねー♪
 由梨が可愛い?! 麗也がかっこいい?!
 うわー嬉しいです!
 ありがとうございます! 頑張ります!!bb


 「あのマネージャー可愛くね??」
 「2年だろ??」


 @第2Q.誠凛バスケ部“監督”さん


 ごんっと言う鈍い音が響く。
 そんな音にも気付かず、体育館に来た麗也は黒子と話していた。

 
 「黒子。高校でもよろしくな」
 「こちらこそ、黒沼くん。また一緒に練習しましょう」


 純粋に嬉しそうな表情で黒子は麗也に言う。
 麗也も微笑み返して、部の“監督”を待っていた。


 「はいはーい、注目。——男子バスケ部“監督”、相田リコです。よろしくっ!」
 「「——えぇーっっ?!」」


 全員が驚いた。そして麗也も笑顔で見事にフリーズしていた。
 

 (かん…とく、だと……?! マネじゃないのか?!)
 「あっちじゃねぇの?!」


 1人の生徒が奥に居た高齢の教師を指さして言う。
 ——が、リコは笑顔であっさりと答えた。


 「あちらは顧問のたけだ先生」
 「まじかよっ?!」
 「てか、ありなのか?!」
 「はいはい、落ち着く。で、こっちが……新マネージャーの、白川由梨さん。元帝光バスケ部マネージャーよ!」


 リコは由梨を指しながら言う。
 由梨は栗色の髪をゆらしながら、にこっと微笑んだ。


 「白川由梨です。精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」
 「…黒沼くん。白川さん、はりきってますね」
 「だな」


 黒子が少し嬉しそうに言うので、麗也も笑って言った。
 そんな時、リコマネ…ではなく、リコ監督が全員にきりだした。


 「さぁ〜たけだ先生の紹介も終わったことで、まずは君達。——シャツを脱げ!!」
 「「……は? ——えぇ〜〜〜〜っ?! なんでぇ〜〜っ?!」」 
 「……さて黒子くん、我らが天然元マネージャー、桃井さんでもあんな事は言わなかった」
 「……そうですね」


 完全に麗也と黒子も呆気にとられているようだ。
 ちなみに由梨も口を開けて放心状態であった。

 
 *


 そして全員脱いで整列。
 麗也も無論脱いで最後尾から2番目に並んでいた。ちなみにリコは1人の少年の前で放心状態だ。


 (にしても…体を見ただけで、能力数値が出る……か。凄いな)


 リコの目はいろんな意味で凄い様である。
 そんな時麗也はふと我に返り、正面を見る。と、リコがこれまた放心状態で麗也を見つめていた。


 (……なんだ?)


 麗也もじーっとリコを見つめていた。
 そんな時、リコは驚愕に包まれていた。先程の少年と言い、驚きっぱなしだ。


 (な、によ、この子。見た目が凄く線細くてかなり華奢なのに…ヤバいわ、数値がさっきの子と同等……もしくはそれ以上に高い?! これが元帝光バスケ部の身体能力……?! ヤバい、ヤバいわ……っ!)

 「……あの、監督さん。そんなにみられるとちょっと……」
 「——へっ?! あ、ごめんなさい。えーっと…あら? これで全員…じゃないわよね? 黒子くんってこの中に居る?」
 
 (いやあの……、俺の隣にいます)


 内心非常に困りながら麗也は隣を見る。
 特に黒子の表情は変わってない…が、麗也としては居心地が悪い物だ。


 「あの、すいません。黒子は僕です」
 「…………」
 (あ、監督かなりビビってる。耳栓用意……)
 
 「……っうわぁあぁぁぁぁぁあああっ!!!!!!」


 女子特有の甲高い叫びが体育館にこだました。
 それはそうだ、いきなり目の前に現れたのだから。


 「って、え?! いつからいた?!」
 「……黒子は最初からいましたよ、先輩」
 「って黒沼、お前気づいてたのか?!」
 「はい」


 にっこりと微笑む麗也に、由梨も少し微笑んだ。


 (さすが、麗也だね……)