二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 負けません。 (黒子のバスケ.) ( No.13 )
- 日時: 2012/08/05 10:28
- 名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: hxCWRkln)
「ていうか、なんで黄瀬っち誠凛きたの??」
((((黄瀬っち?! 白川の呼び方がものすごく気になるんですけど?!))))
「あー、次の相手誠凛って聞いて、挨拶に来たんス!!」
@第7Q.負ける気ないから
「で、そのキセキの世代さんがなぜここに?」
「…って今説明したんスけど?! つか、沼っちだってキセキの世代って呼ばれてたじゃないっすか。しかも俺よりもかなり強いっすよね!!」
「いや、俺強くないから」
「相変わらず謙虚っすよね〜」
(お前が相変わらずなんだよ)
苦々しく笑いながら麗也は思った。
そして黄瀬も苦笑いをしながら言った。
「俺はキセキの世代って言っても1番下で。だから、黒子っちと俺はよくいびられたよな」
「……僕は別になかったです」
「あれ?! 俺だけ?!」
黄瀬が悲しみの涙を流しながら言った瞬間——ボールが黄瀬に向かう。
すぐさま反応し、黄瀬はそれをキャッチした。
投げた相手は——言わずともわかるであろうが、火神だ。
「——せっかくの再会中悪ぃな。けど、わざわざ来て挨拶だけもないだろ。ちょっと相手してくれよ、イケメンくん」
「えぇ〜、そんな急に言われても〜。折角なら黒沼っち、もしくは由梨っちしましょうよ!!」
「……だが断る」
「ごめん、私もやめとくね!」
「由梨っちは笑顔だからいいとして沼っちその冷めた目で見ないでほしいんスけど!!」
「……まず由梨に勝てよな」
「あ、そっすね。ま、でもとりあえず——さっきいいもん見してもらったし、やろっか、君」
そのまま火神と黄瀬はコートに立つ。
が、リコと火神の2人は、黄瀬の言葉に疑問を抱いていた。
(黒沼君はわかるけど……なんで由梨? 黄瀬君の相手にでもなるのかしら?)
(あの女、そんなに強えのか? “まず”白川に勝てって事は……あの金髪、もしかして——)
*
——全員が絶句した。
黄瀬と火神の1on1で、——黄瀬は、火神が先ほどしたプレーをそのままやってみせたのだ。
「ん〜……。これはちょっとなぁ……。こんな拍子抜けじゃ、やっぱ挨拶だけじゃ帰れないっすわ」
黄瀬は渋い表情で言った。
そして黄瀬はゆっくりと——黒子、麗也、由梨のもとへと歩みよってくる。
「やっぱこの3人、——ください」
そして黄瀬は3人の前で立ち止まり——、
「うちにおいでよ。また一緒にバスケやろう。それに、由梨っちは凄くいいマネージャーだから、うちの部長も気に入ってくれるッすよ」
「——涼、お前何勝手に、」
「黒沼っち、それに黒子っち。正直言って、2人のことはまじ尊敬してるんスよ。こんなところじゃ宝の持ち腐れだって。ね、どっすか」
「……そんな風に言ってもらえるのは光栄です。——丁重にお断りさせていただきます」
「文脈おかしくね?! ……沼っちは??」
麗也は一拍黙った後、まっすぐに黄瀬を見ていった。
「俺も…、断るよ。俺はこの学校で——日本一、目指すんだ」
「日本一?! 正気っすか、沼っち?!」
「正気も何も……なぁ、黒子、由梨?」
「……ねぇ?」
「……ですね。それに——キセキの世代を倒すと、火神くんと約束しました」
(いや、それは知らなかった)
はっきりと3人はいう。
黄瀬は焦ったような表情で叫んだ。
「…やっぱらしくないっすよ。そんな冗談言うなんて」
「——ははっ」
「……??」
「——ったくなんだよ黒子、俺のセリフとんなよ! しかも黒沼は地味にかっけぇ事言いやがって」
「……冗談苦手なのは昔から変わってません、——本気です」
「そうそう。…つか火神、地味にかっけぇ事って言っちゃだめなのかよ」
「————は、」
黄瀬は静かに微笑んだ。
そして麗也は改めてまっすぐに黄瀬を見つめ——、
「悪いけど負ける気ないからな、涼」
いつもの笑みを消し、勝ち誇った笑みを見せた。
*
次回から練習試合!
やっとこれた…!
麗也は黄瀬きらいじゃないですよ(・ω・´)
中学のころからいじったりいじられたりしてますv
1番馬鹿言いあって笑えてる仲ですね。
ちなみに由梨の強さは……。
うーん、簡単に説明すると、黄瀬はいまだに勝ったことないです(`・ω・´)+
さて、いつ本編で明かせますかねー(^p^)
gdgd文章、読んでいただきありがとうございました!