二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 負けません。 (黒子のバスケ.) +参照800突破激感謝!! ( No.23 )
- 日時: 2012/08/17 21:36
- 名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: wZQkUVus)
「次の試合も頑張ってクダサイ…なんて言うかバァーカ!! 次は負けないからナーっ!!」
「「「…………」」」
@第16Q.俺に勝てるのかよ
誠凛高校バスケ部は、見事新協学園を打ち負かした。
お父さんは最後に言葉を残して去って行き、あまりにも子供っぽかったので麗也は吹きだした。
(よし……体も大丈夫だ。ま、暴れてないしな。後半ほぼベンチだったし)
続く第2回戦——対実善高校。黒子はベンチ。麗也はシュート控え目で出て、見事圧勝。
第3回戦——対金賀高校。黒子も出たそうな中温存し、順調に勝利。
第4回戦——対明常学院。108対41で瞬さ……余裕の勝利。
「調子いいですねー。このまま決勝リーグまで順調ですかね!」
「甘い甘い。若い者はいいね〜」
「——決勝リーグを経て選ばれる3校は、ここ10年同じ」
ドリンクを口に含みながら、麗也も耳を傾ける。
由梨もタオルをメンバーに渡しながら、鋭い目で日向のほうを見た。
「東の王者“秀徳”、西の王者“泉真館”、北の王者“正邦”——東京の3大王者だ」
(秀徳——……)
緑間の姿が浮かんで、麗也は表情を引き締めた。
このまま順調に上がれば、誠凛は秀徳と当たるだろう。
そんな時、入口のほうから——秀徳のメンバーが歩いてくるのが見えた。
「……でたな」
「……麗也。緑間くん、いるよ」
「珍しい、“なのだよ”とは呼ばねぇんだな」
由梨も表情を引き締めている。——勝負の時の顔だ。
そんな時火神が立ち上がり、「ちょっと挨拶行ってくるッス」といった。
「……は? ちょ、おい火神!!」
麗也は一瞬焦って止めるが、火神はお構いなしに向かった。
目的の人物——緑間の所へだ。
「よぉ。お前が緑間真太郎か」
「……そうだが。だれなのだよ、お前は」
そんな時——近くにいた緑間のチームメイト、高尾は笑っていた。
緑間は火神の存在などとうにしっているのだが、あのようなことを言っているのだ。
火神は握手を求めてか、手を差し出す。緑間もため息をつきながら手を出した。
「————ッッ?!」
「——普通に名乗っても、いかにも覚えてないとかいいそうな面してるからな」
火神が緑間の手に自分の名を書いたのだ。
見ていた麗也は火神らしいと思い、小さくため息をついた。
「今年はてめぇらにリベンジするからな」
「……リベンジ? 随分と無謀なことを——」
「無謀かどうか、確かめたいと思わない?」
ふ、と緑間は火神の背後にいた小さな人物を見る。
「————白川」
「おっひさ〜、でもないかな。相変わらず元気だね、なのだよはっ!」
「なのだよっ?! 君ネーミングセンスさいこ——」
「うるさいぞ高尾! ……その呼び方はいいかげんにやめるのだよ」
「————いいだろ、“なのだよ”でも」
落ちついた声のほうへ緑間と高尾は真剣な顔で視線を向ける。
それとは裏腹に、麗也はにっこりと笑って2人に近づいた。
「…………黒沼」
「……そんな顔するなって。久しぶりの再会だろ?」
(……何が“久しぶりの再会”よ)
聞いていた由梨はため息をついた。
そんな時、高尾が麗也の肩を叩いてきた。
「君ってあの黒沼クンだよな?! いや〜、話はよく聞いて——」
「……高尾」
「はいはい」
緑間は改めて麗也を見て、迷いなく言ってきた。
「俺はお前になど負けないのだよ。シュートでも、なんでも」
「……へぇ。これまでシュートの勝負して、俺に勝ったことあったっけ?」
「————!!」
「それで俺に勝てるのかよ、緑間」
「……挑発になど、俺はのらないのだよ」
そう言って高尾とベンチに向かう緑間。
途中黒子と遭遇し、何かを話していた。その様子を見て、麗也は小さく笑う。
(さて。——秀徳戦は、俺も本気で行けそうだ)
*
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いやもうほんとグダグダですいません;;
でも読んでくださるお方に本当に感謝です!
次回は緑間の試合シーン……気が向いたら書きたいな(←