二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 負けません。 (黒子のバスケ.) +参照1000突破激感謝! ( No.26 )
日時: 2012/08/23 16:15
名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: dfKYMG8n)


 
 >>ルリ朱雀&様

 コメント返信が遅くなり誠に申し訳ございません(´・ω・`)

 由梨が、可愛い……ですと?!
 すいません、はじめて知りました←作った本人
 由梨の笑顔なんていくらでもささげられます!
 いつでもニコニコしてるような子ですからね(^ω^)

 みんな普通にいいこなイメージですvv
 赤司君のイメージは私の中では“恐”っすねwww
 はさみですよ、はさみ←

 はい、頑張ります!
 こめんとありがとうございました!!

 +++

 お久しぶりです悠希です! 旅行に行ってました(・ω・`)
 やっと帰りましたので、更新頑張りたいと思います!
 そして参照数1000突破ありがとうございますvv
 頑張っていきたいと思います!

 +++


 @第17Q.人事は尽くした


 「……落ちるわけがない」


 指にまいたテーピングを解いていく。
 まっすぐに前を見て、緑間は言い放った。


 「今日のラッキーアイテム、クマのぬいぐるみ……」
 (……バッチリあるな)


 声の届いていた麗也は、ベンチに置かれたぬいぐるみを見て苦笑した。
 誠凛メンバーはいまは観客席である。そして、秀徳の試合が始まった。
 次々とポイントを入れていく秀徳メンバー。


 (もう30点差か……)

 「でもやってることは俺たちと同じなのに、いとも簡単そうに見えるよなぁ」
 「……ミスがないからかな」
 「え? 何?」
 「投げる、取る、走るの当たり前の動作をしっかりしてるんだよ。簡単にいえば“基本がしっかりなってる”って事」


 由梨に続いて麗也が説明すれば、あぁなるほど、と納得する面子。
 そんな時、緑間にパスが回った。


 (今のところ5本中5本……。流石だな)

 「ダメだ!! 中固めろ!! 外はある程度やられてもしょうがねぇ!!」
 「ある程度……。——だからお前らはダメなのだよ」


 そう言って緑間はボールを放つ。高くボールは上がる。
 

 「……戻るぞ高尾、ディフェンスだ」
 「……これで外したら俺もどやされんだけど」
 「馬鹿を言うな高尾。俺は運命に従っている。そして人事は尽くした。だから俺のシュートは……落ちる」


 バシュッ、とボールは音を立ててゴールに入った。

 
 「緑間君はフォームを崩されない限り、100%決めます」
 「え、なんだよそれ! 黒沼2号?!」
 「……黒沼2号ってなんですか、2号って」
 「つかゴールに入る前にディフェンス戻ってるし……カウンターできなくね?」
 「着弾までの時間が異常に長い。こりゃ精神的にも来るわね」


 由梨も真剣な表情で緑間や他の選手のプレーを見ている。
 そして時々メモ帳に何かを書いていっている。


 「ん? 白川ー、何書いてんだー?」
 「…………」
 「馬鹿。今の由梨に話しかけちゃだめよ」


 全く外部の声は届いてないようだ。
 きっと彼らのプレーを頭と目と、時々メモ帳に記憶しているのだろう。


 「あ、試合終わった。えーっと、……153対……21……」
 

 秀徳の圧勝である。麗也も少し驚いた。
 絶句するメンバーの中、由梨が麗也の肩をつつく。


 「ん?」
 「……秀徳戦は麗也のシュートもかなり重要だよ。全力で行かなきゃやばいかもね……」
 「……ははっ。もう秀徳戦についてか? まだ試合あるけど?」
 「なーに言ってんの。誠凛うちが負けるわけないじゃん」


 その声は周りにも届いたようで、全員が力強い笑みを見せた。


 *


 「よーし、じゃあ帰」
 「るなぁぁーっっ!!!!!!」
 「……もう1試合、ありますよ?」
 「冗談だよ!! 暗いムードだったからさぁ」


 日向が明るい声で言い放つ。リコと由梨は同時にため息をついた。
 そんな時、いかにも火神が空気を読めない発言をする。


 「え? もう1試合あんの? まじで?」
 「ば火神め」
 「んだと黒沼ッッ!!」
 「17時からもう1試合あるんだよ。……トーナメント表見てなかったのか?」
 「…………」


 ちなみに準決勝、決勝も1日でやるようだ。体力的にもきつそうだが、少し楽しみだ。
 秀徳の前に1試合——恐らく“正邦”だろう。


 「っは。1日に2試合してしかも両方強いだなんて、願ったり叶ったりじゃねぇか」
 「確かにそうだな。スリル満点で最高じゃん!」
 「そうですね」
 「ちょ、黒子に黒沼。お前ら火神菌うつったのかよ?!」
 「んだよ火神“菌”って!!」
 「「それはちょっと」」
 「なんっか否定のしかたもむかつくぞおめーら……」


 でも、と黒子は続けた。


 「ピンチって、ちょっと燃えません?」
 「……そうだな」

 「——っしゃぁーっ!! テンションあがってきたー!! ちょっと練習してくらぁ!!」
 「よっしゃ!! 俺もつきあ——」
 「うなぁぁっ!! 休め!! このバスケ馬鹿がぁ……!! バスケ馬鹿コンビがぁぁぁぁぁっっ!!!」

 *

 お久しぶりの更新。このグダグダっぷり。
 それでも読んでくださるお方に感謝をこめて。
 Thank you for the 1000 hits.!!(´ω`*)