二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 負けません。 (黒子のバスケ.) +参照1200突破激感謝! ( No.32 )
日時: 2012/08/31 21:13
名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: khvYzXY.)

 
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 連続投稿2話目です。暇な悠希です←
 今回最初は火神くん視点。そして対正邦戦終了します(´・ω・`)

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 (そういや俺、ベンチから黒子と黒沼見んのって、始めてだ……)


 @第22Q.最後はいつもの彼のシュートで、


 次々と黒子がパスを回していく。ミスディレクションを利用して、敵に触れさせることなく。
 そして麗也がシュートをしていく。時にはドリブルをして走っていく。敵にボールを取られる事なく。


 「——すげえ……」
 「……火神くんはいつもコートにいるからわからないよね。でも、いつもこんな物だよ」


 由梨が苦々しく笑いながら言った。——顔色はもうとっくにひどいをこえていた。
 それでも作戦を練る由梨を、火神は目を細めながら見つめた。


 (……やっぱ、すげえな)


 ——70対69。遂に誠凛が逆転する。
 麗也は黒子とハイタッチをした。見ていた黄瀬は少し懐かしくなり、小さく笑った。


 (あの2人見てると、中学時代思い出して懐かしいっすねー……)


 ——第4クォーター、残り25秒。伊月がボールを出す。
 麗也は目の前にいる1人を視界の隅に置き、その“広い視野”でボールを追っていた。


 「……黒子!!」


 ボールは黒子に回る。黒子がパスをしようとした時、津川が止めに入った。
 ——が、黒子はパスを回す相手をどたんばで変え、……麗也にボールが回ってきた。


 「——行け、黒沼!!」


 3Pシュートをしようとその体勢に入った時——ふいに火神と目が合う。
 その瞬間麗也はその体勢を崩し、走り出した。


 「なっ……?! マークだ!! マークしろ!!」


 2人がこちらに向かってくる。——が、それをいとも簡単にかわす。
 ゴールは目前だ。が、その時。あの津川が麗也の前に姿を現した。


 (お前を待ってたんだよ——!!)


 麗也はおもいっきりジャンプをする。
 津川は必死の形相でそれを止めに来た。——麗也の方が、高い。


 「——らあっ!!」


 思いっきりのダンクが決まる。
 それと同時に、試合終了を告げるホイッスル音が鳴り響いた。


 「試合終了!!」
 「「—————っしゃあああああああああ!!」」


 全員が腹から声を出した。ベンチのメンバーも凄い勢いで喜ぶ。
 歓声が体育館に響く。73対71。誠凛の勝ちである。


 「ナイッスダンク黒沼あああああ!!!!」
 「あ、小金井せんぱ————ぐがふっっ!!」


 腹に猛タックルを受けた麗也はふらっとなる。
 そんな麗也の肩を、日向が持つ。そして“よくやった!!”と叫んだ。


 「黒沼君」
 「……黒子」
 「最後、とても良い借りの返し方でした。ナイスです」
 「……さんきゅ」


 2人とも嬉しそうに笑いあった。
 



 ————そんな2人を遠くから見ていた“彼”は、フッと笑ったのだった。


 *



 対正邦編、終了です。そして短くて申し訳ないです(´・ω・`)
 
 明日も部活がある悠希です……。気分が上がるような下がるようなです……。
 
 って、こんなこといってちゃだめですよねwwwww
 
 ちなみにみなさん、最後の“彼”……わかりますよね??  

 あと今回の題名の“彼”も……わかりますよn((((((((((