二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 負けません。 (黒子のバスケ.) +参照1500突破激感謝! ( No.40 )
日時: 2012/09/08 21:05
名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: pibIqQxN)


 +++コメント感謝(^ω^)やる気の源です++++ 

 >> 茅

 
 うん、友情って本当いいよね(`・ω・´)

 皆これから頑張ります!
 とにかく麗也は頑張らせる!!←

 こめんとありがとう。頑張ります!


 >> ハルはる様

 
 いえいえ、謝られる事はないですよ(^ω^)
 麗也と由梨、お気に召していただけた様で嬉しいです♪
 こめんとありがとうございます!
 頑張っていきます! ハルはる様も頑張ってください!!


 +++体育祭間近(・ω・´)暑すぎワロタ←+++



 ——センターラインからの余裕のシュート。
 流石だ、なんて場に合わずも麗也は笑っていた。


 @第26Q.次は止める!


 
 「……ねぇ、由梨」
 「……はい?」
 
 「——黒沼君、凄く顔色悪くない……?」


 ビクリと由梨の体が驚きで跳ねた。——流石に気付かれているようだ。
 由梨は瞑目した後、“そうですね”とだけ答えた。


 「……でも、今交代したら……」
 「……緑間君がいるから、結構痛いわね……」

 (それに……きっと麗也は変えてほしくないはずだから)


 頑張って——と、由梨は心の中で叫んだ。


 *


 ——火神がボールを放る。位置的にはスリーである。


 (って火神……スリー苦手なんじゃ……?!)


 が、火神はそのまま走り出し、見事にリングに弾かれたボールをダンクで決めた。
 数分前“新技行くぜ”と言ってきた意味を理解し、麗也は微笑む。


 (なるほどな……)


 こちらに走ってきた火神に拳を出す。コツン、と拳がぶつけあわれた。
 その時——ドリブルをする音が、誠凛のゴール下から聞こえ始める。ゆっくりと全員がそちらを見た。


 「……緑間? ……まさか!」


 点数は13対16で秀徳のリードだ。今スリーを決められるのは——正直痛い。
 麗也は勢いよく走りだした。緑間がシュート体勢に入る。


 (ちょっとでも触れられれば——!!)


 思いっきり麗也が手を伸ばした瞬間——ぐらりとその体が傾いだ。
 少しだけ触れられたようだ。ボールはリングの上を回り——何とか入った。
 それと同時に第1クォーターが終了する。


 「……黒沼。お前……まさかフルで出ているのか?」
 「……敵の心配してどーすんだ。つか、……次は止める!!」


 ニカリと笑う麗也に対し、緑間は眉間に皺を寄せたまま茫然としていた。


 *


 「黒沼君、大丈夫? 顔色が——」
 「大丈夫です。最後の緑間、止められずにすいません」
 「止める……って、正気か?!」


 日向からの問いに、麗也は力強く頷いた。
 そして由梨に渡されたタオルで顔を拭きながら説明する。


 「少しでも触れられれば……ボールの軌道を少々変えられます」
 「でも結構なジャンプ力がいるぞ?! そんなジャンプ力——……あ、」


 全員が火神を見た。火神も薄々感づいたようで、笑っている。
 

 「……いいじゃんそれ。やってやる……ですよ」
 「文脈おかしいから。……でもって黒子。パスはどうだ?」
 「……相変わらず彼に止められます」
 「ん……ま、今はそれでいい」

 「とりあえず……黒沼君、質問。黒沼君のシュート範囲はどのくらい?」
 「えーっと……。まぁ一応、コート全部です。どっからでもいけますよ」
 「そう、どっからでも……ってえええっ?!」


 リコは目を見開いて叫ぶ。麗也は頷いた。
 他のメンツも絶句している。


 (うちにも……化けもんいた————!!)
 (そんな奴がこんな近くにいたのかよ?!)
 (まじなんなんだよキセキの世代!)

 「次のクォーターから全力で行ってちょうだい。……でも顔色が酷いのよね。ホントに大丈夫?」
 「大丈夫です、いけます」


 その言葉にリコは力強く頷いた。


 *


 ——黒子のパス回しは相変わらず高尾に止められ続けている。
 麗也はあれ以来シュートをひたすら打ち続け、なんとか点差をキープしている。
 38対45。なんとかひとケタ差である。


 (……もう、1回!)


 ボールが再び回ってくる。尋常じゃない汗をかきながら、麗也はシュート体勢に入る。
 センターラインよりもさらに遠い位置から、麗也はボールを放つ。


 (———入れ……!!)


 麗也の思いに答えるかのように、ボールはゴールに入った。
 それと同時に第2クォーター——前半が終了した。


 「——4点差、か……っ」


 ————深く呼吸をする麗也。それにメンバーたちがハイタッチしに行く。
 遠くから離れて見ていた緑間は、近くにいた火神に“おい”という。


 「あ? 何だよ?」
 「……貴様ら、黒沼に頼りすぎだ」
 「は?」
 「確かにあいつのシュートはキレている。が……今のあいつの状態に気づけなければ、お前らは“仲間失格”なのだよ」


 冷たく言い捨て、緑間はベンチへと戻っていく。
 火神はそんな緑間の背中を見つめた後、ゆっくりと麗也に視線を向ける。


 (今の…黒沼の、状態……)


 ——気付いてやってくれと、彼の言葉には、そんな意味がこめられていた。
 火神は浮かぶ疑問を打ち消し、一旦控室に向かった。


 *


 緑間って優しいですよね。ツンですが(笑)
 そしてグダグダすいません。
 
 ……次回、火神くんぼうそ(((((((
 でもないですが、のんびり書いていきます。

 
 結論:緑間はかなり優しい  
 

 参照1600突破、本当に感謝です♪