二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜過去の天才〜(8Q更新中★) ( No.49 )
日時: 2012/08/21 15:45
名前: ハルはる (ID: L9PtbysF)






「征十郎、スタメンじゃないの?あたし」

ストレッチを終え、さつきと作戦会議中の征十郎に声を掛ける。

「あぁ。杏奈の足のことを考えれば3Qあたりからだな」

「まじかぁ・・・。ま、ありがとね。心配してくれて」

「別に心配なんてし「あぁ!敦っそれ新作のまいう棒じゃん!」

敦の食べているまいう棒はつい最近発売した新作で、まだあたしが食べたことのないものだった。
敦に駆け寄り、「一口!」と遥か上にある敦の顔を見て言う。

「ん〜、いいよ。ハイ」

「やった!んじゃ頂きま「ダメっスよ!」はぁ?なんで」

敦からもらったまいう棒を涼太に取り上げられる。
涼太がそれを持った手を上にあげるものだから、ジャンプして取り返そうとしても高すぎて無理だった。

「涼太のばぁか!テツヤに言ってやるんだからっ」

「えぇ!?それは勘弁っス!パスが回ってこなく・・・」

「知るかそんなもん!」

「白ちん、あとでコンビニ行こ〜。今のやつあるから」

あの大きな手であたしの頭をなでる敦。
ぷぅっと頬を膨らませ、涼太を睨んでいた目を上にあげる。

「敦、撫でるな」

「え〜、だって白ちん小さくて可愛いんだもん」

「敦がデカすぎるんだよ!身長だってなぁ、いま158なんだからな!」

「じゃあ、もう伸びなくていいよ〜」

「殺すぞ敦」

「・・・ごめん」

「さつき〜っ皆酷いんだよ?」

再び2人の元へと走り、さつきに抱きつく。

「杏奈ちゃん、あたしもそれくらいだよ!あそこの人たちがデカいだけだよ!」

「だよね!?よし!テツヤと征十郎とさつきとあたしで同盟を・・・」

「杏奈は学習しないんだね」

「へ?」

征十郎とテツヤの背後から黒いオーラが・・・
あれ?あたしなんか変なこと言った?

「もう一度言っておくが、俺たちは杏奈よりでかい。」

「いや、だから・・・」

「大きいです」

「すいません」

「お前たち!そろそろ始めるぞ。一人20点がノルマだからな。出来なかったらフットワーク3倍」

「杏奈のせいで赤司の機嫌悪いんだけど!?」

「大輝!それを言うなら涼太に言え!元はといえばあいつがまいう棒を・・・、
てかさ、3Qから20点って・・・厳しくね?」

「じゃ、整列ー!」

「えぇぇぇ!?」