二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜過去の天才〜(9Q更新★) ( No.72 )
日時: 2012/08/27 07:48
名前: ハルはる (ID: L9PtbysF)


第10Q 『学校と記憶』



怪我も完治し、昨日退院した。
明日から学校に戻ることになっている。

「兄ちゃん〜なんでバスケしちゃいけないの?」

「足の怪我が治ったからって、無理したら癖になるぞ?お前元から骨弱いんだから」

そう、兄ちゃんからバスケ禁止令が出ているのです。
忘れてしまった記憶を取り戻したいのに、それが出来ない。

「あとなぁ、お前今年受験生だぞ?ただでさえ入院してて授業遅れてんだから、勉強をしろ!」

「げっ、そうじゃん・・・」

「今日から、しごくからな。間に合わないぞ急がないと」

「う”・・・はぁい」

「じゃあ、教科書持ってこい。」

「えっ、今から!?てゆーか兄ちゃん大丈夫?」

「お前なぁ・・・大学首席の脳みそなめんなよ!」

「そういえばそうだったね。いや〜、馬鹿に見えるのに」

「杏奈」

「ごめんなさい」

なんか、こういうところ誰かさんに似てるな・・・

・・・・・・あれ?それって誰だっけ?














「おっはよ〜、久しぶり〜」

「あ、白崎さん!事故って聞いたからびっくりしたよ!」
「大丈夫?」
「傷とか残らなくてよかったね!」

クラスのみんながあたしのところにやってきて、心配かけてたんだなぁ・・・と反省。
このクラスには、紺野(有季)さんも鷹本(扇華)さんも浅桐(胡桃)さんも茶野(あかり)さんもいない。

「みんなありがとう」

なんで、クラスのみんなは覚えているのに・・・
どうしてバスケの事だけを忘れてしまったんだろう。なにか、理由があるのかな・・・


赤司君、あなたの事だけでも思い出したい。