二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜記憶と友情のかけら〜(元過去の天才) ( No.106 )
日時: 2012/09/06 20:08
名前: ハルはる (ID: L9PtbysF)

高校編  記憶と友情のかけら


第1Q『マネージャー志望です』



4月。誠凛高校。

「日本人なら野球でしょ〜」
「水泳部!ちょー気持ちいよ!」

正面玄関までの道のりは遠い。
新設校にしては激しい部活勧誘。

桜が満開のこの光景はあたしが待ち望んでいたもの。

「バスケーバスケ部はいかがですか〜?」


さっきから勧誘に引っかからないのはあたしの前にいる影薄いののおかげ。

「テツヤの後ろっていいね。」

「そうですか?」

「あ、バスケ部のブースの場所書いてあるよ?」

「行きましょうか」

「うん」

憧れのセーラー服。
伸びた髪の毛は肩まで切って高校デビュー。

・・・なんて浮れてたら、

「テツヤどこ〜!?」

見失いました。
ミスディレんないでよ。困るよ。

「しょうがない。一人で行くか・・・」

軽い足取りでバスケ部のブースに向かった。
・・・おや、大我に先越された。残念。

「すいませーん。マネージャーでもいいんですか?」

「あら!マネージャー!?大歓迎よ!」

お茶を出してくれたのでパイプ椅子に座った。
お茶を飲みながら話を聞く。

「じゃあ名前と、出身中学、書いてくれる?」

「はい・・・あの、中学途中で変わってるんですけど・・・」

「じゃあどっちも書いて!」

「はい。」

白崎杏奈・・・森崎中・帝光中・アメリカっと・・・
これでいいかな

「白崎さんね・・・森崎と帝光、アメリカ・・・ってもしかしてあの白崎さん!?」

・・・森崎だけにしときゃよかった・・・。

「2年の全中の後から試合にパッタリと出なくなったって聞いたけど・・・」

そりゃ女バスでしたしね。
事故ったし。

「今はもうバスケやってないんです。なのでマネージャーを。」

「そう・・・」

「じゃあ失礼しました〜。」

席を立ち紙コップをゴミ箱へと投げた。
カコンッと小気味良い音を立ててinした。

「あ、あと1枚そこにありますよ〜?」

テツヤのが。