二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜記憶と友情のかけら〜(元過去の天才) ( No.131 )
日時: 2012/10/04 07:41
名前: ハルはる (ID: 6CqIKfIj)
参照: http://06.mbsp.jp/onesidekirara/

こんにちわ。

文化祭とか大会とか終わってあとは勉強だけになった(T ^ T)


受験生って大変だね。
もっと前から勉強しとけばよかった・・・


じゃ、久しぶりに続きを。


***


第2Q 『光と影』


昨日、大我とテツヤの間には何かがあったようで・・・
明らか大我はテツヤを目の敵にしていた。

だから、ミニゲームをやっていてもテツヤの珍プレーにイライラしてらっしゃる。

「ミスディレ使えばいいのに」

まあテツヤなら大丈夫だろうと、試合の流れをノートに書き出していた。
あたしの隣では柳くんが退屈そうに指を遊ばせている。

「なんで出れねーんだよ」

「しょうがないじゃん。一人余るんだから。」

そう、ちょうど一人余るってことでじゃんけんをしたら柳君が負けたのだ。
そりゃもう、バスケをしたくてしたくてウズウズしているようだ。


・・・———————あたしも、バスケがしたい。

「無理・・・か。」

不意に、涙が零れそうになって上を向いた。
ギュッと、目を瞑る。


・・・————ドンッ

鈍い音がコート内から聞こえてきて、パッとコートを見た。

「だっ大丈夫!?」

大事故。
1年チーム2名が正面衝突。

「っ・・・足挫いた。」

「えっ・・・って!降旗君!?」

捻挫1名、気絶1名。

・・・え、なんでこんなことになってんの?
どうしたら試合中に正面衝突なんてできるの?

・・・てか、1人足りなくね?

「柳君、急だけど入って。」

「よっしゃ!」

「リコ先輩、どうしますか?4on4に変更しますか?」

「そうね・・・それがい「杏奈入れよ」

・・・oh、こいつの頭はイカレタか。
バスケ出来ないからマネージャーやってんじゃないか。

「立ってるだけでいい。たまにシュートするだけでいい。」

「はぁ?」

「そうですね・・・白崎さんは動かなくても勝てますよね?」

「・・・は?」

「じゃあ、そっちには杏奈ちゃんが入るってことで!」


・・・おい。
誰がやるって言ったよ、誰が。

「おっ、白崎やんのか?」

「柳君、知ってるよね?あたしの足」

「大丈夫だろ!突っ立てればいいわけだし。シュートくらい出来るんだろ?」

「そりゃそれくらいはできるけど・・・」

「「「じゃ、決まりだな(ですね)」」」


・・・泣きたい。












「あー・・・、」

はい。只今あたしはハーフライン上に突っ立っております。

そう、ただ突っ立っているだけ。
たまにボールが回ってくるからパス出したり。

数歩しか動いてません。

・・・シュートしてー。なんて思うが、それはちょっと。

「杏奈!」

「おーう」

キャッチしたボールをテツヤにパス。
大我のご機嫌は斜めというか直角だった。

「なんでシュートしねーんだよ」

「立ってるだけでいいって言ったのは誰だよ」

「でもそろそろ・・・、」

テツヤが困ったように言う。
スリーを打って欲しいらしい。

「テツヤがちゃんとやるならやる」

本気だしてよ。
そしたらあたしだってスリー打つからさ。