二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】 今井信女の妹ちゃんです。—コメちょーだい!— ( No.42 )
日時: 2012/08/04 12:15
名前: 小町 (ID: H6c/o5GF)

第十話
「・・・・も、もぉ〜何言ってるんですか、信女さん〜。この子は信女さんのいも・・・・」
キーン
金属のぶつかり合う、音が響いた。
「えっ・・・・ちょっ、紗女さん! 何してるんですか!?」
さすが、信女は紗女の突然の攻撃にもとっさに対応しました。
「お前・・・・だれだ」
『だれ?』って・・・・信女さん、何言ってるの? 紗女ちゃんはあなたの妹でしょ?
「・・・・紗女。あなたに、会いに来た」
「何の用」
「・・・・言えない」
再び、金属の音が響く。
「お前は」
「?」
「私と似た目をしてる」
「!」
「でも・・・・違う」
「何が・・・・」
「お前は人を斬ったことがない」
「!?」
紗女は目を見開き、一瞬動きが止まった。その瞬間、
「!」
ブシャァ
「すっ、紗女さん!」
赤い血がわき腹から、ほとばしる。
「・・・・」
本当は激痛が走っているだろう。立っているのがやっとなはずだ。
しかし、紗女は唇をかみ締め、ポーカーフェイスをよそおっているのだろうが、顔がゆがんでしまっている。
「おい、お前手当が・・・・」
我慢してられなくなったのか、じっと見ていた衆の中にいた、土方が近寄って手をかけた。
「やめて!!」
紗女は手を振り払った。
「・・・・私は・・・・私は・・・・」
一瞬、信女を見ると、高く飛び上がり、まるで忍の様にすごい速さで屋根をつたって去っていった。