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【我輩は『神』である】

我輩は『神』である。名前はまだな…いや『神』が名だろうか。
とりあえず、我輩…いや、私は『神』である。

共に居た者は見つかり、駆逐されてしまった。だが私だけは生き延びた。
生き延びて、現在はマンションの一室に居る。

…正確には、マンションの一室のビニール袋の中に居る。

「…小田桐さん、マンションの前にコレが居たんですが」
「まだ居たのか…『神』…」

袋の外では男二人が喋っている。私はこれからどうなるのだろう。

「…どうでもいいからさっさと捨ててくれないかな?」

黒い少女が酷いことを言う。私は捨てられるのは嫌だ。
潰されるのも、何かに食われるのも嫌だ。絶対に嫌だ。

…私は、どうなるのだろうか…?

＊
なんとなくやりたくなったネタ。
もしも『神』が生き残ってたら、『神』視点。