二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ワンピース】-喘ぐサファイア ( No.39 )
日時: 2012/08/04 18:05
名前: 優騎那 (ID: ELEtmaFx)

その宴は、血の宴となった。

・・・・・・

「取り押さえんかァ!!たった5人の人間だ!!」
「ウソップちん!!ナミちん!!ブルックちん!!アリスちん!!ゴドリックちん!!これ以上逆らったら本当に罪になっちゃうよ!!」

ケイミーが5人にこれ以上の抵抗はやめるように言う。

「しかし、大人しくする理由がありませんケイミーさん」

剣をさやから出しながらブルックが言った。

「逆らわねェと捕まるだけだ!!理解不能の因縁ふっかけてきやがったのはコイツらだぞ。未来におれたちが何をしようがそれを理由につかまってたまるか!!」

2年前では想像もできないほどたくましい発言をするウソップ。

「ゾロ様を捕まえた時点でこいつらはあたしの敵!!」

二丁拳銃の銃口を光らせアリスが言った。

「そっちから招いておいてこの仕打ちはねぇだろ」

無礼極まりなくゴドリックは肩をすくめ、プラチナ製の愛刀を抜いた。

ネプチューンの招きで魚人島の竜宮城へやって来たルフィ、ナミ、ウソップ、ブルック、アリス、ゴドリックの6人。
しかし、ルフィはじっとしていることが出来ないためにどこかへ行ってしまい、そのほかの5人は竜宮城正面玄関でネプチューン軍と戦う羽目になってしまったのだ。

「数々の事件を起こしてきた一味と億越えのフリーの海賊だ。船長不在でも強い…!!」
「お望みならいくらでもお相手いたしますが……」
「楽しみにしてたのに。竜宮城のお酒」

ナミがぶーぶー文句を言った。

「怯むな兵士たち!!見ろ、これこそが予知された未来の序章だ!!必ず仕留めよ!!この国を守るのだ!!!」
「よく言うぜ!お前らが仕掛けて来なきゃ、おれたちが暴れることもなかったろ!!こんな群衆、"ボーイン列島"巨大昆虫総攻撃の比じゃねェ!!」
「ネプチューン様!!お力を!!!」

国王ネプチューンが重たい腰を上げた。

「未来予知などで人を捕えてよいものか………。考える時間が欲しいんじゃもん!!したがって………!!いったん捕まってくれいお前たちっ!!!」

巨体が槍を突き刺してきた。

「大和撫子七変化!!」

ゴドリックは手に持っていたプラチナ製の剣を悪魔の実の能力で変化させた。
クナイを構えた。

その時————

————ガキィン!!!

槍と刀がぶつかりあう太刀音が響いた。

「「「ゾロ!!/ゾロ様!!/ロロノア!!」」」

緑の髪に深い緑の羽織り、右腰に三本の刀を差した片目の剣士、ゾロが飛び出してきた。

「お前…牢獄にいたんじゃ…」
「祭囃子が聞こえてきたんで………」


出てきた!!!