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「本当急いでるの!だから意地悪しないで教えて!」

ナミが縛られた—正確には自分たちが縛った—ネプチューン軍の兵士の頬を両手で包み込んで訴える。

「そう…ルフィの居場所を……「宝物庫はどこ？」やめんかァ!!!」
「え……。なぜ？」

ブチギレるウソップにナミは目をキラキラさせて小首をかしげた。

「名に純真なフリしてんだ!!分別をわきまえろ!!!」

ジャ————ン♪

ブルックがギターをかき鳴らす。

「さァ皆ァ!!辛い時は歌ってハッピーになろうゼェ〜〜〜〜〜〜♪カモン!!何とかなーる♪何とかなーる♪ならなくてもいつか死ぬー♪ＹＥＡＨ!!」
「ＹＥＡＨ!!」

ブルックにゴドリックが腕を突き上げて悪乗り。

「てめぇら黙ってろ!!ソウルキング!!ゴドリック!!」
「世の中にこんなバカがいたなんて…」

ウソップがぶっ飛んだツッコミ、アリスが冷ややかな視線を投げた。
緊急事態にもかかわらず"麦わらの一味"はうるさい。

「とにかく…もう魚人島にはいられねェ。サニー号はどこにある？全員集めてすぐ出航だ」
「でも、サニー号はこの島に突入したときコーティングが取れちまったぞ!?」
「それにおれ、"麦わら"に仲間になれって言われたけど……」
「「「それが一番難点だな」」」

ゴドリックに憐みの眼差しが向けられた。