二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ワンピース】-喘ぐサファイア ( No.57 )
日時: 2012/08/06 14:25
名前: 優騎那 (ID: TVk4tHjv)

「"記録指針"—ログポース—も様子がずっとおかしいの!島についてから全く定まる気配がなくて…」

出航するにしても全く出航できる状態ではないのだ。

「かなわんわー。そんな単純な"指針"—ポース—では"新世界"は渡れんぞ。無知な海賊共め……!!」
「え?これじゃダメなの?どういうこと?」

ナミはナマズの人魚の左大臣に左腕につけた"記録指針"—ログポース—を見せた。

「私の縄を解くなら教えよう」
「むっ」

ピンポーン!!
ピンポーン!!

連絡廊から誰かがリンを鳴らした。

「もしもし誰だ?」

ゾロが連絡ろうとつながる電伝虫の受話器を取った。

『………私です!!フカボシです!!そちらで何が起きているのですか!?今すぐに"連絡廊"を下ろし、"総門"と王宮の"御門"を開けて下さい!!』
「開けたらどうなる。そいつはできねェ!!」
「おーい!!何言ってんだよお前!!」

ウソップがやいやい泣き叫ぶのも無視する魔獣。

「うっさい長鼻!!ゾロ様の言うことに間違いはないのよ!!」
「とりあえずロロノア至上主義は黙れ」

ゴドリックはアリスの頭に肘をかけてぐっと寄りかかった。

「はァ!?っていうか重い!!」
「そりゃ悪ィな」

チビ。
上から—身長と目線的な意味で—物を言うゴドリックにアリスはカチンときた。

「身長のこと言うんじゃないわよでかぶつ!!」
「うるせェな!!聞こえやしねェ!!」
「「サーセン・・・」」

ゾロに本気で怒られてゴドリックとアリスは—言葉からは感じられないが—本気で頭を下げた。

『"麦わらの一味"のどなたかでしょうか?』
「フカボシ!!そやつは"麦わらの一味"の三刀流の剣士、懸賞金1億2千万ベリー!!"海賊狩り"のゾリじゃ!!」
「ゾロだよ!!」
『父上!!』