PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ワンピース】-喘ぐサファイア ( No.88 )
- 日時: 2012/08/09 11:21
- 名前: 優騎那 (ID: sLixnwLP)
「う…!あっ……!!」
ゴドリックが焼けるような頭痛に頭を抱えて膝をついた。
息も断続的になり、次第に荒くなっていく。
「(こんな時に……!!なぜ……!?)」
目の前を一線の光がよぎった。
見えている景色はなく、暗闇になった。
『そんな真似するかよ!!!おれは絶対にお前を守らねェ!!!』
————…胸を弾丸で貫かれるような誰かの叫び声がした。
その後、蜃気楼—ミラージュ—はそこで途絶えた。
「おい、大丈夫か!?」
気が付くと、ウソップが顔を覗き込んでいた。
彼のほかにもナミ、ブルック、アリスが浮かない表情だった、
「心配ない。いつものことだ」
「いつものことって……!!大丈夫なの!?」
「あぁ。能力だからな、大丈夫だ」
悪魔の実の能力者だったのか…。
一味はそう思い、ゴドリックの頭痛の心配はしなくなった。
「貴様ら一体…!!どうやってここまで入ってきた!!」
そこへ、招かれざる客人達が続々と竜宮城に押し入ってきた。
「あの顔…!!!忌まわしきバンダ—・デッケン!!!ついに姿を現したな!!?」
「それにあいつは…!![魚人街]のホーディ・ジョーンズ!!!再びここに何の用だ!!!」
「…ホーディ……!?あやつは…」
「その昔、わが軍に所属しておった有能な兵士です」
ホーディ、デッケンと、その横に並ぶ端麗な顔に、ゴドリックは強い憤りを感じた。
「フォークス……!!」
「よぉ…」
真っ赤な唇が弧を描く。
くノ一……
PR