二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 記憶喪失少女と歪む世界 【inzm】  ≪1話更新!!≫ ( No.60 )
日時: 2012/08/02 13:37
名前: 聖 ◆atevkS7Xtg (ID: LMLu5hTj)



2話   「おじいさん」



あの後、円堂守さんが再びこの部屋にやってきて、泊っていいよ、と報告をしてきた。
私は、申し訳無いと思い、何か家事の手伝いでもしようとしたら、お母さん---温子さんが病人なんだから、寝てなさい、と言い、部屋に追い返された。

この部屋は、円堂守さんの部屋らしい。
男の子の服があるし、机に“円堂守”と書かれたノートがおいてある。
それと、もうひとつノートが。少しも読めないけど。
英語とか、外国語で書いてある訳ではない。ただ、字が汚いだけ。
でも、私はそのノートに惹かれて、手に取ってみた。

パラパラとページを捲る。ふと、あるページで目が止まった。
なんて書いてあるかは分からない。だけど、このページは、私をひきつける何かがあった。

暫くこのページを見つめていると、急にドアが開いた。
ドアの方を見ると、円堂守さんが立っている。
円堂守さんは、私がノートを持っている事に気付き、駆け寄ってきた。
そして、どことなく嬉しそうに言った。
「そのノート、じいちゃんのなんだ。」
「おじいさんの?」
私が聞くと、うん、と頷いていった。
「俺のじいちゃんもサッカーしてたんだ。でね、そのノートには、じいちゃんが考えた必殺技が書いてあるんだ!」
「必殺技…。凄いおじいさんなんだね。」
そう言うと、円堂守さんは誇らしそうに頷いた。

『守—!ちょっと手伝ってー!!』

急に、下から温子さんの声がした。
円堂守さんは、「はーい」と返事をして、部屋を出ようとした。

彼がドアノブを握った時に、ふいに言ってきた。
「あ、美咲!俺の事は守でいいから!」
そういって、この部屋を出て行ったのだった。

一人残された私は、再びノートを手に取る。
別になにをすることもなく、ただノートを見つめていた。






あとがき


あらまぁ。←
桃香「ね、なに書きたかったの?(黒」
い、いやですね、桃香様。
ただ、あのノートと関わらせたかたっただけなんですよ?
桃香「話が進展してないんだけど。」
すいませんでした!

えー、次回は多分、サッカー部の練習を見に行きます!
そして、オリキャラ出すかと思います!
桃香「嘘99.999%!!」