二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

エピローグ ( No.15 )
日時: 2012/08/09 20:52
名前: 時橋 翔也 (ID: m.emTaEX)


「久しぶり、天馬」

河川敷事件から1ヶ月
神童と狩屋と剣城は部活の帰り、河川敷に来ていた
かつてテープが貼られていた所には、花束が幾つか置かれている

「天馬くん、…君が逝って1ヶ月だね」
狩屋は言った
「…俺、お前ともっとサッカーしたかったよ」
剣城も言った

「…天馬」
すると神童はうつむいた
「俺たちは…お前にどれだけ謝ればいいか分からない、…幽霊でもいい、取り憑いたっていいから…サッカーしたかった」
「キャプテン…」

「天馬くん…もう会えないなんて、俺はまだ信じられない」
「俺もだ、狩屋」
剣城は言った

『もし、また生まれ変わって会えたなら、またキャプテン達と、サッカーしたいです』

「え?」
「松風?!」
剣城と神童は辺りを見回す
だが、誰もいなかった

「天馬くん…かな」
「かもな」

 end