二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒バス*向日葵と青空* ( No.1 )
- 日時: 2012/08/09 16:53
- 名前: 玲那 ◆Nq.dcct54. (ID: I8/Fw.Cz)
『夏とバスケと青春と』
#海の家です
ジリジリと照りつける太陽。水着の女子、男子。
美味しそうなこうばしい匂い。
「暑い・・・」
あたし、綾瀬夏葵(あやせ なつき)。中学2年生。
・・・働いています。
「おとーさ〜ん!麺が足りない」
今は夏休みで、海水浴を目的とした人間がうじゃうじゃやってくる。
ホントなら、あたしもその中に混ざりたいところだが、家の手伝いをしないといけない。
普段はこじんまりした定食屋。
地元の人たちの憩いの場。
夏になると従業員さんたちに任せて海の家を出している。
「お〜?ちょっとないな・・・。買ってきてくれるか?」
「ん〜。急いだ方がいい?」
「あぁ。急いでくれ」
「りょーかい」
エプロンを脱ぎ、砂地を走る。
日焼け止めを塗っていても、焼けそうだ。
「♪〜」
鼻歌を歌いながら走る。
砂に足を取られるのももう慣れた。
・・・そのせいで変な筋肉ついた。
「あら?なんか真っ黒人間はっけーん。
夏も始まったばっかなのに・・・いつ焼けるんだろ・・・」
自販の前に立ち、ジュースを買っている人が目にはいった。
余りにも焼けているものだから、面白くてしょうがない。
笑いをこらえながら、スーパーに入った。
「麺麺麺〜・・・あった。」
ついでにおやつでも買っていこうとコーナーに立ち寄る。
いつも買っている「まいう棒」のところに行けば、なんだか巨人がいて近寄れない。
高校生・・・大学生・・・にしてもデカすぎる。
外国人か?髪の毛、紫だし。
(早くどいてくれないかな〜)
こっちは急ぎの用なのだ。
ほんと早くしてほしいものだ。
「敦、そろそろ行くぞ」
赤髪の人が来て、連れて行ってくれたので新作の「ラー油とまと味」を手に取りレジに急いだ。
「ありがとーがざいましたー」
おばさんの、どこから出ているのか不思議な声に送られて店を出た。
(・・・あ、)
さっきのガングロと、巨人と赤髪が並んで歩いていた。
ジャージに「帝光」と書かれている。
知ってる。なんかすごい中学校らしいけど・・・、
(あの巨人が中学生?)
ビックリだ。