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「そうか。わざわざありがとうなルイ。今度新しい指輪買ってやる」

と、適当に返事をしておき狐の面を着けた男の元へ向かう。

「やった—！！ありがとう刀刃さん！！」

他の奴が居るときは名前で呼ぶなって言ってるのにな……

「だ—か—ら—！！許可もなしに通すわけにはいかないんだよ！！ってボス！？」

「これは大切な雇い人だ。通すのを許可する」

驚いてるな。俺がいちいち出向くなんて普段では有り得ない話だ。

「ねっ？言ったでしょ？てかこれって非道いよ刀刃ｗ俺は物じゃないしｗ」

多分今、新人の奴の心境は最悪だろう。

さっきまで偉そうにしていてのに今では顔を真っ赤にして頭をペコペコ下げている。この陰湿な虐め方が俺流だ。恐らく俺の顔は今とてもニヤついているだろう

「ま、いいから入れよ」

「じゃ、お構い無しに♪」

そうして、この狐の面の男———情報屋シトを招き入れた。

続く