二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【マフィア】deadlife【カゲプロ】 ( No.6 )
日時: 2012/08/17 12:23
名前: アホッポイド(・ω・) ◆9EWOksTQbg (ID: jl0vZ129)

‐プロローグ‐



 とある路地裏。そこに107と書かれている場所がある。

「カノ!!俺のプリン食っただろ!!」

 その場所に少女のハスキーで大きな声が響き渡る。

 カノと呼ばれる少年は答える

「賞味期限が切れかけてたんだよ♪」

「だからって言ってくれればいいだろ!!」

 少女は凄まじい勢いで怒鳴る。

「喧嘩はやめたほうが良いッス!!」

 そこに少年の仲裁の声が入る。

「そうだよねーセト」

 カノの意見は同意。

「ボス、後でプリン買ってあげますからそんなに怒んないでッス」

「・・・なら仕方ない。今回は見逃してやる」

 そう言いながら彼女は何度も見逃しているのだ。 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!お茶がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 甲高い少女の悲鳴が響く。

「もーマリーちゃんまた零したの?」

「ご、ごめんなさい!!モモちゃん・・・ふぇぇ・・・」

 マリーは半泣きの状態でモモと呼ばれる少女に謝罪する。

「じゃあ私も手伝ってあげるから泣かないで?ね?」

「ありがとう・・・ふぇぇ・・・」

 そんな少年少女のやり取りをある少年は見つめていた。



「今日も騒がしいな・・・」




 
彼はこの物語の主人公だ。






とある路地裏の107号。そこは最強と恐れられているマフィアファミリーの住処。




「じゃあ、そろそろ行くぞ」


    ボスが言う。


「「「「「嗚呼」」」」」


 少年少女は強く決断の言葉を口に出す。