二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGO 光を失った姫 プロローグ更新! ( No.14 )
- 日時: 2012/08/14 22:32
- 名前: 姫佳 (ID: xVqXnuQU)
- 参照: 懲りずにスレッドロックして新しいスレ立てちゃった☆((タヒ
第1話「目覚めた少女」
翌日は朝から快晴だった。昨日の嵐が嘘のようだ。
ここは「稲妻総合病院」、稲妻町で一番大きな病院だ。そのとある一室で、少女は目を覚ました。
?「んっ…。」
?「あっ、気がついた?」
少女の顔を少年が覗きこむ。
?「?!/////」
少女は突然のことで驚いたのか、後ろに退いた。その衝撃で壁に頭をぶつける。
?「いたっ…。」
?「だ、大丈夫?!;」
少年は心配そうに少女を見つめる。少女は頭を抱え、涙目になりながらも頷いた。
?「ここは…?」
?「病院だよ!君、昨日の夜病院の前で倒れたんだ。」
?「そう…。」
その時、少女の布団から小さな白い兎が出てきた。
?「リュミ!!」
少女は「リュミ」と呼んだ兎を抱きしめる。どうやら、昨日カーディガンに包まれていたのはこの兎だったようだ。
?「無事で良かった…。」
少女は兎を肩に乗せ、窓際に干してあるカーディガンを羽織った。
?「助けてくれてありがとう。治療費は後で必ず払いますって伝えておいて。それじゃあ。」
少女は窓から飛び下りた。
?「えっ?!ちょ、ここ2階…、」
少年が下を覗くと、少女が華麗に着地し、病院から出ようとしていた。
?「す、凄い運動神経だ…!!…って、感心してる場合じゃない!!」
少年は病室からとび出した。
〜少女said〜
さて…、これからどうしようかな…。正直、脱走することで精一杯だったから、後のことなんて何も考えていなかった。住む所も決まってないし、食べる物もない。寧ろ、お金さえ持っていない。
?「とりあえず、バイト探さなきゃ…。」
本当は13歳だから学校に行かなきゃいけないんだけど…、そんなことしてる場合じゃない。一刻も早くお金を貯めて、治療費払わないと…((なんか間違ってません?;by姫佳
私は近くの本屋に立ち寄った。
?「う〜ん…。どれが良いかなぁ…。運転免許は持ってないから駄目だし…。」
私はバイト雑誌を立ち読みする。ほとんどが高校生以上だけど…、年齢は何とか誤魔化せる!!((エ
?「…いっそモデルのオーディションでも受けてみようかな?w」
そんな冗談を言いつつ、私は本屋を後にした。
?「何か良い仕事ないかなぁ…。」
私は河川敷に来ていた。リュミは野草を食べている。リュミは賢いから、食べて良い草とそうじゃない草とがちゃんと区別できる。
?「あっ!!いた!!」
叫び声が聞こえ、少年が私に近寄ってきた。この人、確か私を助けてくれた…。
?「君!!怪我してるのにどこ行ってたの?!」
?「…貴方には関係ないでしょ。」
私はリュミを肩に乗せ、その場を立ち去ろうとした。その時、少年は私の腕を掴んだ。
?「病院に戻ろう!!皆、君のこと心配してる!!」
?「…私のことは放っておいて。」
?「怪我してるのに、放っておけないよ!!」
少年の言葉とまっすぐな瞳に、私の心臓が高鳴った。直後、私の体が宙に浮いた。世間ではこれを「お姫様抱っこ」という。少年は私を抱えたまま全速力で走りだした。
***
姫佳「1話から物凄い展開になっておりますw」
輝姫「いい加減に名前出してよ…;」
太陽「というか、名前伏せる意味ある?」
姫佳「自己紹介してないから伏せてるだけだ!!」
太陽「じゃあ、さっさと自己紹介させろ!!」
姫佳「タイミングってものがあるんだよ!!」
輝姫「で、ではコメント待ってます!」