二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGO 光を失った姫 第2話更新! ( No.39 )
- 日時: 2012/08/16 22:19
- 名前: 姫佳 (ID: xVqXnuQU)
- 参照: 懲りずにスレッドロックして新しいスレ立てちゃった☆((タヒ
第3話「変装」
〜輝姫said〜
太陽「輝姫ってどういう字?」
私は近くにあったメモ帳に名前を書いた。
太陽「輝く姫で輝姫かぁ!凄く良い名前だね!!」
輝姫「…ありがと。」
…変な人。私なんかと話してて、退屈しないのかな…。
太陽「あっ!!名前分かったから、冬花さんに教えてなきゃ!!良いよね?」
私が頷くと、雨宮君は病室を出ていった。
輝姫「さてと…。」
私はカーディガンを羽織り、リュミを肩に乗せて2階から飛び下りた。
街中にきた私は、人の目を避ける為に路地裏のような所を歩く。
輝姫「…あった。」
本屋を探してた時に見つけたお店…。ここは服だけじゃなく、ウィッグやカラコンまで扱っていた。
輝姫「欲しいなぁ…。」
私はウィッグとカラコン、伊達眼鏡が欲しかった。理由は顔と髪を隠す為。オッドアイはとても珍しいらしい。目立つことが大嫌いな私にとって、オッドアイは最大のコンプレックス。だから、どうしても隠したかった。できれば白髪も隠したい。
?「お嬢ちゃん、何してるの?」
その時、3人の男が寄ってきた。見た目からして…、高校生?
男1「あっ!!この子、オッドアイじゃん!!」
男2「本当だ!!珍しい〜!!」
…ほらきた。
男3「君、さっきからこのお店見てるよね?なんで入らないの?」
輝姫「…。」
男1「もしかして…、お金持ってないんじゃ。」
輝姫「…。」
男2「そうみたいだよ。…良かったら、俺達が買ってあげようか?」
輝姫「Σ!!」
なんかラッキーが巡ってきた!!
輝姫「…良いんですか?」
男3「勿論!その代わり、買い物が終わったら俺達に付き合ってよ。」
付き合うって…、どこに行くんだろ?でも、買ってもらってお礼しないのも失礼だよね…。
輝姫「…分かりました。」
私達は店に入った。
〜同時刻 病院〜
太陽「冬花さん!!」
冬花「太陽君、どうしたの?」
太陽「あの子の名前、分かったよ!!白炎輝姫だって!!」
冬花「白炎って…、まさかあの白炎財閥?!」
太陽「白炎財閥…。TVで聞いたことある名前だな…。」
冬花「白炎財閥は4年前から急成長を遂げ、今や世界第2位の座に君臨している大財閥よ。」
太陽「じゃあ、輝姫って超お嬢様?!」
冬花「そういうことになるわね…。」
その後、太陽と冬花が病室に戻ると…
太陽「Σあっ!!輝姫がいない!!また逃げられた!!」
冬花「また病院から脱け出したのかしら…?」
太陽「僕、探してくる!!」
太陽と冬花は急いで輝姫を探しに向かった。
輝姫「…本当にありがとうございます。」
私は茶髪のウィッグ、茶色のカラコン、黒の伊達眼鏡を買ってもらった。
男1「良かったね、気に入ったのがあって。」
私は頷く。
男2「それじゃあ行こうか。」
私達が歩きだそうとしたその時…
太陽「あっ!!いた!!」
後ろから雨宮君の声が聞こえた。
太陽「彼女、怪我人なんで病院に連れて帰ります!!それじゃあ!!」
雨宮君は私を軽々抱きあげると、全力疾走で病院に戻った。
〜病室〜
冬花「輝姫ちゃん!勝手に病院を脱け出さないで!!しかも、2階から飛び下りるなんて…、」
太陽「そうだよ!!ただでさえ怪我してるのに、危ないじゃん!!」
病室に戻るなり、私は冬花さんと雨宮君から説教を受けていた。
太陽「これからは、絶対に脱走しちゃ駄目だよ!!2階から飛び下りるのも禁止!!」
冬花「そういう太陽君も、勝手に病室から脱け出さない!!」
冬花さんの話からすると、雨宮君は何回も病室から脱走してるみたい。…人のこと言えないじゃない。
冬花「それじゃあ、お昼ご飯の時にまた来るわね。」
冬花さんは病室を出た。
太陽「…ねぇ。」
輝姫「…何?」
太陽「なんでウィッグ被ったりカラコンつけてるの?」
輝姫「…目立つから。」
太陽「元の方が可愛いのに!!勿体ないよ!!今すぐ外して!!」
輝姫「嫌。」
そんな言葉で私の心が揺らぐと思わないでよね。私はこういう地味な方が落ち着くんだから。
〜裏庭〜
?<もしもし?冬花?久しぶり〜!!>
冬花「久しぶり!ごめんね、忙しいのに電話しちゃって…。」
?<大丈夫だよ!それより、相談って?>
冬花「『白炎輝姫』って知ってる?」
?<知ってるも何も、私の従姉妹だよ。>
冬花「ええぇっ?!そうなの?!」
?<うん。で、輝姫がどうかした?>
冬花「実は…、」
冬花は今までのことを話した。
?<そんなことが…。分かった!!じゃあ、今からそっちに行くね!!>
冬花「えっ?でも、大変なんじゃない?時間もかかるし…。」
?<…えっ?すぐ近くだよ?だって私、稲妻町に住んでるもん!!>
冬花「ええええぇっ?!」
?<んじゃ、また後でね〜^^ノシ>
冬花は呆然と携帯を見つめていた。
***
姫佳「輝姫に無理矢理変装ました!!」
輝姫「本当に無理矢理…;」
太陽「そこまでして変装させる必要ある?」
姫佳「あるんだよ!!さて、次回はいよいよ『あの方』が登場します!!」
輝姫「では、コメント待ってます♪」