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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- a title[さらば稲妻町] ( No.8 )
- 日時: 2012/08/16 16:34
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
翌日。
前日に用意しておいた必需品(と言ってもユニフォームや水、スパイクなんだけど)をもう一度確認する。最後に合宿分の精神安定剤が入ってるかどうか確認。うん、大丈夫。ちゃんと入っている。
秋姉行って来まぁす!と何時も通り元気良く行って来ますを言ってから玄関を飛び出した。当然、親友のサスケ(飼い犬)にもちゃんと言っておいたよ。
プリントの指示に従って稲妻駅に向かえば既にメンバーは集まっていた。コレは完全に遅刻だ…。時計を見れば集合時間の9:00過ぎてるし…。
苦笑いで出迎えてくれるけど神童先輩だけは微笑んでいた。先輩達に迷惑掛けちゃったな。
「す、スミマセンッ…!初日なのに…」
「気にするな。怒ってないから」
「サッカー馬鹿は寝坊が得意なようだな」
「南沢先輩…」
「まぁ、何時も授業に遅刻する天馬君だからねぇ。天馬君が寝坊しないのは奇跡だと思うよ」
「狩屋の言う通りだなッ」
「狩屋ぁ〜…!しかも倉間先輩まで…。 もぅ、成神まで笑い堪えないでよォ…!」
俺が集合場所に着いたと同時に遠くから鈍い音が響いた。キャラバンだった。
どうやらコレに乗って宿舎に向かうようだ。
「古株さん、今日は宜しく御願いしますッ!」
「此方こそ。 それじゃあ出発するぞ。シートベルトをつけ忘れないようになッ!」
稲妻駅がみるみるうちに遠くなっていく。
先輩方も狩屋も輝も成神も、稲妻町を見詰めている。
そりゃそうだよね。今日から最終日まで此処とオサラバするんだもん。見るなら今のうちだし。たっぷり見ておかないとね。
*
another title/[見納めだから一目でも見詰めていたいんだ]
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