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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- a title[剥き出した本能] ( No.20 )
- 日時: 2012/08/21 20:33
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
今日は倉間先輩とパス練する事になった。
珍しく神童先輩はやってこいって笑顔で言っていたけど、何か良い事でもあったのかな?
「ッ、行くぞ天馬」
「あ、ハイッ」
あれ、でも逆に倉間先輩の方は苛ついてる…。今朝は普通だったのに。
何時もはぶっきら棒で優しい先輩が神童先輩の前だと荒々しく見える。
先輩達に何かあったのかな?
「さっさと来ないと顔面に蹴り入れるぞッ!!」
「ご、御免なさい!直ぐ行きます…!」
…とりあえず今は次の公式戦に向けて特訓する事に専念しなきゃ。
なんやかんやで休憩時間。
「倉間先輩ッ、御疲れ様です…」
「ッ、あぁ」
変わらずぶっきら棒な言い方。
もしかして俺が先輩の傍にいたのが気に障ったのかな…。
何でそんなに苛々してるのか分からないけど知りたい。けど、あんまり疑問を持ってはいけない。
でも、俺の中の疑問が打ち勝ってついに倉間先輩に理由を尋ねてしまった。
「あのォ先輩…。
俺、何か倉間先輩に悪い事しましたでしょうか…?だとしたら謝ります!」
「…関係無ェだろうが」
「でもッ…!」
「煩ェなッ———」
倉間先輩がポケットから少し刃を剥き出しになったカッターを俺の右の頬に切りつけた。
見ていたギャラリーは目を見開いたりと驚愕していた。
ツウッと真紅の雫が垂れ落ち、ユニフォームに2,3滴染み付いた。
another title/[煩い煩い黙ってて]
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