二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- a title[押入れから取り出した日記] ( No.24 )
- 日時: 2012/08/24 10:00
- 名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: ついに再びやらかしてしまったよ…orz
——————————『天馬、如何して言う事聞けないの?』
——————————『ごッ御免なさいッ…!今度から気を付けるから…!』
——————————『貴方みたいな悪い子の顔なんか暫く見たく無いから5ヶ月間押入れの中に入ってなさい』
——————————『いッ嫌だぁ…!』
——————————『天馬。御母さんの言う事は〝絶対〟なんでしょう?…だったら今直ぐ実行しなさい』
——————————『…ハイ、母さん』
そうだった。
押入れに鍵を掛けられて出れなくされて、ずっと独りで押入れの中で過ごしていた頃があったんだ。
ちょっとでも悪い事をすると、母さんに逆らうと5ヶ月間真っ暗な空間の中で過ごしていたんだ。最悪10ヶ月の時もあった。ずっと孤独だった。友達に逢えないし綱海にぃににも逢えない。ホントに寂しかった。ホントに怖かった。
如何してこんな事をするのか聞いてみても〝此れは全部貴方の為に御仕置きをしてるの〟なんて綺麗事を並べられて終わったんだっけ。まさに、貴方の為にという偽善だ。
…今更気付くのが遅いけど、やっと〝倉間先輩〟の言いたい事が分かってきた。
あの連続で続く夢は母の虐待から生み出された一種のトラウマだって事を。
え、如何してかって?俺が母さんに反抗しまくったら〝この子は精神病かしら?今直ぐ精神科に行って診て貰わなくちゃねぇ〟って連れて行かれたんだ。ホント今思い出しても母さんはどうかしてたって感じだよ。まぁ、今はもう居ないよ?俺が雷門中入学の2,3日前、突然母さんが〝母さん子育て疲れちゃった…。東京の木枯荘に親戚が住んでいるから其の人に育てて貰いなさい〟って言い残して家を出て行っちゃったんだ。だったら最初から俺を作るなよって話だよね?…え、何故其処まで知ってるのか?母さんの声を聴けば聴くほど思い出したくない、忘却した筈の記憶が次々と蘇ってくるんだよね…。
…とにかく、さっき話した事を纏めれば俺は吐き気がするほど母親が嫌いだったって事と、あの連続で見る夢は母親へのトラウマって事。
意味が行方不明?何とか成るさ、うん。
*
another title/[卵から生まれたトラウマ]